「ゾンビランドサガ リベンジ」監督が語る、ガチンコ勝負の続篇とは?

Rolling Stone Japan vol.14に掲載された描き下ろしの源さくら/ゾンビィ1号(©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会)



「ゾンビランドサガ」のリアリティ

ーそういう点でいうと、キャストの方たちはまさに作品に命を吹き込む役割ですよね。収録時に別々ではなくまとまってアフレコをしているそうですが、それがすごくリアルな空気感に繋がっているのかもしれませんね。

境:この作品に限らず、アフレコって空気感が大事だと思っていて。自分がかけあう相手がどういうテンションで話して、どういう空気感でものを喋るのかは、実際に会話してみないとわからない。例えば、幸太郎が怒鳴った空気のビリビリを感じないと、ビビれないですよね。それを感じた上で自分がどう言葉を発するかが、自然な感情の流れの表現に繋がっていくと思うので、そこは常に大事にしたいなと思っています。

ー続篇のアフレコの現場はどんな感じですか?

境:こういう状況なのでなかなか全員一緒にはやれないですが、そんな中でも音響の方たちが、しっかり掛け合うキャラ同士はなるべく一緒に撮れるよう段取ってくれて。制限された環境の中ではすごくいい感じでやれていると思います。

ー「ゾンビランドサガ」は音楽劇でありつつ、僕的には海外のシットコムを見ている気分になれるというか、楽しくて開かれたドラマだなぁと思っていて。監督的にはコメディの要素はどれくらい大事にしていますか?

境:「ゾンビランドサガ」はシチュエーションを生かしたドラマで、会話劇のような作品なんです。いろいろな要素がありますけど、意識していたのはバラエティ感。バラエティ番組のようなノリでやり取りを楽しめたらという思いがありました。キャラクターたちはすごく真面目なんだけど、見ている人がちょっとクスってなったり、突っ込んだりするようなシチュエーションやテンポ感を目指していましたね。

ー確かに、バラエティ感を出すにはテンポやリズムは大事ですよね。

境:そうですね。とにかくシナリオの量が膨大で、尺の中に収めるのがかなり大変なんですが、そこは何よりもテンポ命で作っていました。この作品って、普通の作品より極端に段取り芝居が少ないと思うんですよね。ここをこう移動してっていう間の動きがなくて、ハッと目線を動かしたらもうそこにいるみたいな、そういうテンポ感で話を進めて、見ている人がどんどん引き込まれていく展開をつくっていけたらと思っています。

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