「コロナ危機」に苦しむミュージシャンを支援する9つの方法

コロナウイルス危機のさなか、インディーズアーティストを元気づけるためにファンができること(Photo by Valentin Flauraud/EPA/Shutterstock)


4. ミュージシャンを直接支援するチャリティに寄付する

広い意味でミュージシャンを支えたいけれど、どこにお金を出せばいいか分からない。そんなときは、名のあるいくつかのミュージシャン救済チャリティから始めよう。Sweet Relief Musicians Fundは1993年から、ミュージシャンの厳しい経済状況に直接資金援助を行っている。「ファンの皆さんが寄付したお金は、つまらない費用に消えていくことはないのでご安心ください」と、Sweet Reliefのアリック・スタインバーグ氏は言う。Sweet ReliefはCOVID-19緊急基金も立ち上げ、ファンから寄付を募り、アーティストから支援申請を受け付けている。もしくは、レコーディング協会が運営するチャリティ活動MusiCaresもおすすめ。ここは困っているアーティストに緊急資金援助を行っており、同じくCOVID-19救済基金を立ち上げている。

※編注:日本ではPayNOAHが、新型コロナウイルスによってイベントのキャンセルをするアーティストを無償サポート(審査あり)。CAMPFIREも経営に大幅な支障をきたした事業者を対象に、クラウドファンディングを通じたサポートプログラムを実施している。


5. 延期になったコンサートのチケットを取っておく

些細ではあるが、ツアーアーティストを救ううえで一番大事なことは、購入したコンサートのチケットを、たとえ振替公演に行けなくても手元に残しておくことだ。「払い戻しはしないでください」と言うのはジェイソン・イズベルやジョン・モアランドのマネージャー、トレイシー・トーマス氏だ。「振替公演で使うか、あるいは友達に譲ってください」。

もし年内のライブ日程をすでに発表しているアーティストがいたら、今のうちにチケットを購入しよう。さもなくば、ひとたび状況が落ち着いた後、ふだんより頻繁に出かけてライブミュージック三昧できるようにしておこう。「ファンが僕らのためにできる一番の方法は、健康でいてもらうことだよ」と、主にツアーで生計を立てているテキサスのシンガーソングライター、ジェームズ・マクマートリーも言う。「ひとたびこの状態が収まったら、外に出て、僕らに会いに戻ってきてほしい」


6. この先数週間はバーチャルコンサートのチケットを購入する

この数日間、全米のミュージシャンはライブミュージックがない代わりに、自分たちの才能をお金に換えるクリエイティブな方法をヒネリだした。自宅のリビングからライブストリーミングでコンサートをしたり、American AquariumのBJバーラムのように、ファンのために毎回アルバムを1枚フルで演奏するというアーティストもいる。もっとクリエイティブなアイデアを考えたミュージシャンもいる。ノースカロライナのシンガーソングライター、ベンジー・ヒューズは今週わずかな謝礼と引き換えに、ファンのためにカスタマイズした曲を書くと発表した。UKのポップスター、L・ディヴァインは、Twitter、TikTok、Facebookなど、毎晩ちがうメディアで演奏するという「URLツアー」を発表した。

「いまはみんな自宅待機中で、とにかく気分転換が必要」とローズ。「なんらかの息抜きになるような音楽を発表するには、完璧なタイミングね」。以前にもまして、アーティストたちは様々な形で音楽をベースにしたコンテンツをリリースしている。財布のひもを緩めよう。

Translated by Akiko Kato

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