フジロック出演決定、ザ・キュアー人気ソング・ベスト10

1987年撮影のザ・キュアー(Photo by Ross Marino/Getty Images)


9位Fascination Street」

デビューしてから10年ほどが経ち、いつの間にか、ザ・キュアーは大規模なアリーナ・コンサートを実施するほどのバンドとなり、あらゆるポップ・ラジオで彼らの音楽が流されるようになっていた。「最大限努力していたにもかかわらず、なりたくないと思っていたスタジアム・ロック・バンドという存在になってしまったと、この時点では思っていた。バンドの内外を問わず、人間関係もほとんど崩壊したんだ。このアルバムのタイトルを『Disintegration』にしたのは、運命に挑み、運命に復讐されたような感じだった」と、2004年、ロバート・スミスはローリングストーン誌に語っている。ニューオーリンズで酔っ払ったある夜の出来事から着想を得て生まれたこのシングル『Fascination Street』は、モダン・ロック・トラックス・チャートで1位を獲得し、今でもライヴの人気曲である。

8位フロム・ジ・エッジ・オブ・ザ・ディープ・グリーン・シー」

1980年代のバンドの大半は、1990年代での自分たちの居場所を見つけようと必死にもがいていたものだが、ザ・キュアーはグランジ期への移行をいとも簡単にやってのけた。1992年にリリースしたアルバム『ウィッシュ』は、大ヒット曲「フライデー・アイム・イン・ラヴ」のおかげで大成功を収め、バンドは引き続きスタジアムでのパフォーマンスを実施していた。「フロム・ジ・エッジ・オブ・ザ・ディープ・グリーン・シー」はシングルにはならなかったが、長年ファンに愛され続けており、曲の歌詞は、スミスの妻メアリー(14歳の頃からの恋人)からインスピレーションを得たものである。「ただ、ずっとこんな感じで続けていきたい/君と僕のふたりきり、秘密のキス/帰らないで、行かないで/終わりにしないで、ここにいて」とスミスは歌う。

7位セイム・ディープ・ウォーター・アズ・ユー」

1989年のアルバム『Disintegration』のリリースにより、ザ・キュアーの人気は最高潮に達した。もはやお兄ちゃんが愛するクールなカルト・バンドではない。どんなラジオでも流され、ショッピング・モールの駐車場に停まっている若者の車からも聞こえてくるようなバンドになったのだ。中部アメリカ中の若者の部屋に、ロバート・スミスのポスターが貼られていたが、それは変わり者で不機嫌な若者に限った話ではなかった。だが、ほとんどのファンは「Pictures of You」や「ラヴソング」を繰り返し再生し、「セイム・ディープ・ウォーター・アズ・ユー」はスキップしていたのではないだろうか。この曲は約9分の曲で、救いようがないほど絶望的に見える激しい情事について歌ったものだ。「君と同じ深さで泳ぐのは難しい/溺れるのが浅瀬なら、失うものは少ないだろう」とスミスは歌う。

Translation by Rolling Stone Japan

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE