フジロック出演決定、ザ・キュアー人気ソング・ベスト10

3位ジャスト・ライク・ヘヴン」

ロバート・スミスと妻メアリーの長年の関係は、1987年のブレイクスルー・ヒット「ジャスト・ライク・ヘヴン」といった、数多くのザ・キュアーの名曲にインスピレーションを与えてきた。心地良いメロディのこのシングルは、ふたりで行ったイングランド・ビーチー岬の海辺の町への旅行について歌ったものだ。この曲は世界中でたくさんの人の共感を呼び、バンド初となるアメリカのトップ40入りのヒット曲となった。唯一の問題は、彼のレーベルがこれと似たような曲をもっと求めていたにもかかわらず、スミスが同じような曲をもう一度作る気がなかったことである。

2位フォレスト」

ザ・キュアーは、1980年にリリースしたアルバム『Seventeen Seconds』のレコーディングをわずか8日で終えた。アルバム収録曲の中で一番注目を集めたのが、この6分のエピック「フォレスト」である。「すごく雰囲気があって、きれいなサウンドが詰まった曲を作りたいと思っていた。(レーベルのボス)クリス・ペリーから「この曲をラジオ向きのサウンドに変えられるのなら、大ヒット曲になるだろう」って言われた。「でも、これはこういうサウンドなんだ。俺の頭の中にあるのはこのサウンドだ。ラジオ向きかどうかは問題じゃない」って俺は言い返した」と、2004年、スミスはローリングストーン誌に語っている。実際に十分ラジオ向きだったので、イギリスで初めてのヒット曲となった。スミス自身は、この曲が自身のキャリアにおける最高傑作だと思い続けている。バンドはこれまでに1000回以上この曲を披露しており、バンドの膨大なレパートリーの中で演奏回数が最も多い曲である。

1位Pictures of You」

アルバム『Disintegration』の制作を始める少し前、ロバート・スミスの自宅で火災が発生した。スミスは被害の状況を確認していた際に、妻メアリー・プールの写真のコレクションを発見した。彼はそれらの写真を見て、メアリーと共に過ごした日々を思い出し、『Pictures of You』という壮大な曲の歌詞のアイデアが生まれた。「雨の中で立ち尽くし、君のことを思い出す/君の心に早く近づきたくて/空が落ちる中、僕たちはキスをした/君を強く抱きしめながら/君が不安な時はいつも強く抱きしめていたように」とスミスは歌う。アルバム『Disintegration』の4枚目のシングルとしてリリースされたこの曲は、ホット100チャートの71位と振るわなかったが(「ラヴソング』は2位を記録)、今では多くの人が優れた名曲だと認めている。



FUJI ROCK FESTIVAL’19

FUJI ROCK FESTIVAL’19

期間:2019年7月26日(金)27日(土)28日(日)
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場

オフィシャルサイト:
http://www.fujirockfestival.com

Translation by Rolling Stone Japan

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