次世代USバンド・ワロウズが語る、本能に従うこと、正直さを大切にする理由

Wallows(Photo Credit: Aidan Zamiri)

US出身のDylan Minnette(ディラン・ミネット、Vo/G)、Braeden Lemasters(ブレーデン・ルマスターズ、B)、Cole Preston(コール・プレストン、Dr)からなるスリーピースバンド、WALLOWS(ワロウズ)。2019年にリリースしたデビューアルバム『Nothing Happens』に収録された「Are You Bored Yet?」は10か国以上でゴールド/プラチナ認定を獲得し、一躍WALLOWSを次世代の注目バンドに押し上げた。

2年ぶりのサードアルバム『Model』のプロデュースはデビューアルバムでもタッグを組んだ、セイント・ヴィンセント、フランツ・フェルディナンド、デヴィッド・バーン等を手がけたグラミー賞受賞プロデューサー、John Congleton(ジョン・コングルトン)。リゾ、リオン・ブリッジズ、ショーン・メンデスやアンドレ3000の作品に関わるLAのギタリストにしてプロデューサー&マルチ・インストゥルメンタリストとして知られるNate Marcereau(ネイト・マーセロー)と共作した曲が4曲収録された強力な布陣によって生まれたアルバムだ。フェニックスを想起させるタイトで軽やかなアンサンブルを基調にした非常に抜けの良いインディーロックが詰まっており、バンドの健全な進化を感じさせる。11歳の時に出会って以来の親友だという3人にインタビューした。ちなみに、フロントマンのディランはNetflixのドラマシリーズ「13の理由」に出演する俳優でもある。

─2年ぶりのサードアルバム『Model』はどんなアルバムになったと思いますか?

ブレーデン:シンプルにまとまったアルバムになったと思う。自信が現れているんじゃないでしょうか。カジュアルにも聞けるけど、しっかりと聞きこんでいろいろな分析もできる。ドライブするときにも合うと思うし、さまざまな楽しみ方ができるんじゃないかな。

─そういうアルバムになったというのは、バンドの中で狙ったところはあったんですか?

コール:「こういうアルバムにしたい」「ああいうアルバムにしたい」と思って制作を始めても、スタジオで作業すると自然と変わっていくものなんですよね。これまでのアルバムほどいろいろな要素を詰め込まないようにしようっていうイメージはあって、それは実現できたと思うんですが、一方で自分たちが予想していなかった要素も多く出てきた。それによって、ノリが良くて踊れるんだけど、実は複雑なことをやってるっていうポイントも生まれたと思います。アルバムを聞いてそういう部分も伝わったら嬉しいですね。





Rolling Stone Japan 編集部

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