BE:FIRSTが語る「Mainstream」の真意、さらなる深みを手にした7人

音楽ファンも喜ぶ作品を作りたい

―SOTAさんから「Mainstream」のコレオグラフについても聞かせてもらってもいいですか。

SOTA:今回は“またここからそこまで”という歌い始めもやらせてもらっているんですけど、さっき言ったように「青春時代の自分が曲を運んできた」みたいなもので、今は届ける側でいる自分というのを踊りも含めて意識してますね。自分が青春に感じていた曲の雰囲気とか、ステップとか、そういうものを取り入れながら、あのときにはなかったスキルフルな質感を組み合わせて振付も作りました。僕たちが楽しんでるのを見てかっこいいと思われることで、日本に対していい影響を与えられるんじゃないかなと思うし、それが僕たち自身もやりたかったことだし。振りに関してはそれに尽きますね。青春と、培ったスキルを入り交えた感じ。



―できあがりを楽しみにしてます(※取材時に映像は未完成)。

SOTA:本当に、意味わからないくらい「ダンサー」してます。歌番組とかで踊る想像が全くできないくらい。ドームキャパで伝えなきゃいけないときに、どうしてもヴァイブスの振付だったり、エナジーを持った見せ方に寄っちゃうんですけど、僕たちはヘッドセットではなくハンドマイクだから。そんな中で、こっち(ハンドマイク)の方が向いてるし、ダンス的に玄人に見せられるというところに落とし込めたのがいい発見でした。それを踊りこなせるメンバーが揃ってて、ダンサーじゃなくてアーティストとして表現できるのがめちゃくちゃレベル高いなと思って。ダンス番組でしか見たことないようなものがテレビに映るんじゃないかなって思います。だから本当に、僕たちが見て憧れていたものを表現しきれてるなって、いろいろなところから感じますね。

—「SOS」「Grow Up」に関しても詳しくも聞きたいんですけどそろそろ時間もやばいので、どういう意図や想いでみんながこれを選んだのかだけ聞かせてもらえますか。

RYUHEI:年代を意識して曲を作ろうとしていたのもあったし、ヒップホップ、R&Bとか、流行も混ぜて他にない雰囲気、かつ、音楽ファンが喜ぶ作品を作りたいなという意思が僕たちの中で強かったです。みんなで好きなアーティストとかのプレイリストを作って、そこから制作していきました。BE:FIRSTに必要な曲であり、かつ、それぞれが納得いく曲の成分を抽出して作ったという感じなので、すごく手応えのある楽曲を作れたと思っています。

―こうやって新たな意思を込めた楽曲を発表して、フェスやイベントでも新しいお客さんを掴んでいって、11月から始まるアリーナツアーではステージから見える景色がまたがらりと変わりそうですね。

LEO:ちょっと怖いですけどね。JUNONも「本当に埋まりますか?」って言ってたよね(笑)。スタッフさんはそれほど待ってくれてる人たちがいるんだと言ってくれるんですけど、実感が湧かないというか。どれくらいの人が待ってくれているのかが想像つかないので、それを言ってもらえたときはすごく嬉しかったですし、まずはこのアリーナツアーでしっかりと心を掴んで次の舞台に行けるようにしたいなと思います。

―でもフェスやイベントで確実に初見の人たちを掴んでいる、その手応えはあるんじゃないですか?

JUNON:フェスとかで初めて見た人が「いい」って言ってくれているのを耳にしたりとかはあるんですけど、掴んでる手応えとかは……。

LEO:自分たちは思いっきり出し切って、その日に置いていけるものを全部置いていってるだけで。次のツアーでそれがわかるのかなっていう感じもしますね。アリーナツアーを全公演動員できたら「ちゃんと届いてる」ってやっと実感できるのかなって。

—なるほど。さっきも言ったけど、今のBE:FIRSTは明らかにいいライブができている時期だと思うんですよ。だから客観的に見ると自信があって当然だと思うんですけど、こうやって強いリリックを歌いながらも心の内にはいろんな感情があるというところがまた、BE:FIRSTらしく人間くさくていいなと思いました。

LEO:常にどうしたらいいかを、一公演一公演、すごい話し合うんですよ。マネージャーさんも含めて、「今回はここがよかった」とかも。そうやって向上心を持ってやれていることが、いいライブができる秘訣なのかなと思います。

<INFORMATION>


『Mainstream』
BE:FIRST
B-ME
配信中
https://befirst.lnk.to/Mainstream

Official Website:https://befirst.tokyo/

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