BE:FIRSTが語る、「THE FIRST TAKE」の舞台裏、最新シングルを通して考えた現在地

BE:FIRST

「白いスタジオに置かれた一本のマイク。ここでのルールはただ一つ。一発撮りのパフォーマンスをすること。」――海外からも注目を集めるほど絶大な影響力を持つ動画チャンネル、「THE FIRST TAKE」。あの空間で歌うことはアーティストにとって、たとえばライブのステージで歌うのとは異なる緊張感があることは想像に難くない。今月「THE FIRST TAKE」に初出演したBE:FIRSTのメンバーたちからの感想は、あの場に立つすべてのアーティストが感じるものでもあるだろう。

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このインタビューは、BE:FIRSTが「THE FIRST TAKE」を収録した後日に実施したもの。新しいアレンジで披露した「Bye-Good-Bye」と、最新シングル『Smile Again』について話を聞かせてもらった。BESTY(BE:FIRSTのファンネーム)にはもちろん、「THE FIRST TAKE」や「Smile Again」「Boom Boom Back」でBE:FIRSTと出会った人たちにも、彼らの現在地への理解とこれからのBE:FIRSTへの期待を持って帰ってもらえたら幸いだ。

—まず、「THE FIRST TAKE」のことから聞かせてください。一発撮りのパフォーマンスはいかがでした?(※この取材は「THE FIRST TAKE」収録後、映像完成前に実施)

LEO:スタッフのみなさんがいなくなってメンバーしかいない空間になったので、それによって緊張したところはありました。いきなり静かになったので。その状況がなければ、そんなに緊張しなかったのかなって思うんですけどね。

SOTA:細かいアレンジとかブレまで、声が鮮明に見えてくる作品になることは承知していたので、それを踏まえてファーストテイクで決めなきゃいけないことの緊張感はありました。でも楽しかったです。「Bye-Good-Bye」のアレンジが、原曲では香るくらいだったファンクに全振りしたようなバージョンで。全員感じるがままにノッていたので、7人で向かい合って「みんな楽しんでるな」ということを感じながら歌うのが楽しかったです。

SHUNTO:変なことを考えずに、ということを意識しながらやってました。できるだけいつも通りにやれば7人のよさが自ずと出てくるだろうなと思ったので。緊張しましたけど、自分たちが音楽を楽しむことを優先してやれたのでよかったです。

JUNON:普段踊りながらやっているものをスタンドマイクでやることの新鮮さが、いちばん感じたものですかね。「Softly」という楽曲で4人(JUNON、LEO、MANATO、RYUHEI)はスタンドでやっているので初めて感はなかったですけど、楽曲的には新鮮だなって。

MANATO:コーラスグループみたいな感じがして。僕、一時期コーラスグループにめっちゃ憧れていたんですよね。しかも「Bye-Good-Bye」がファンク気味のバンドサウンドになってたし、半円を組んでやってたので、ジャクソン5みたいな感じで。いつもの踊ってやるスタイルより、ノリの共通認識みたいなものを横から感じ取ることができました。あと「THE FIRST TAKE」の醍醐味であると思うんですけど、やっぱりライブ感が出るので、そこでしか出ないアドリブや、いつもの僕たちらしいガヤをそのままお届けできたかなと思います。結構好きにやらせてもらった感じではありました。

RYUHEI:僕は「THE FIRST TAKE」をめっちゃ見ていたので。それこそ女王蜂さんの映像もめっちゃかっこよくて、出ることに対して憧れがあったのですごく嬉しかったです。「THE FIRST TAKE」って音源になることもあるので、特に「Bye-Good-Bye」は新しい楽曲をその場で作っている感覚ですごく楽しかったですね。あと僕自身、ダンスの振付とか構成で歌詞を覚えている部分があったんだなということに気づいて。ライブでは「歌詞覚えてるかな」とか全く不安にはならないんですけど、歌だけになったら、(自分のパートを)待っている時間に踊っていたら考えないことばっかり考えちゃって。そういった緊張感もあって、とても難しかったです。

RYOKI:総じていうと、BE:FIRSTと「THE FIRST TAKE」の相性はすごくよかったんじゃないかなというのがいちばんの結論ですね。BE:FIRSTは「THE FIRST TAKE」といいコラボができるグループだなって感じました。みんなが音楽をそのまま楽しんでるというか、曲の中で音を聴いた状態で楽しんでる感じがすごくよくて。そういうのがやっぱりBE:FIRSTのよさだと思うし。僕たちが常にやってる生歌のパフォーマンススタイルが「THE FIRST TAKE」で歌をしっかりと魅せることに活きてきたなとは感じました。

BE:FIRST - Bye-Good-Bye / THE FIRST TAKE


BE:FIRST - Smile Again / THE FIRST TAKE


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