BE:FIRSTが語る、2ndシングル『Bye-Good-Bye』の全貌

BE:FIRST:後列左からRYUHEI、RYOKI、SHUNTO、LEO、JUNON、前列左からMANATO、SOTA

「Rolling Stone Japan vol.17」(2021年12月発売)のカバーストーリーにて音楽への情熱を語り尽くしてくれた、BE:FIRST。パフォーマンスや楽曲の独創性を常に進化させて、音楽シーンや世の中の常識を動かしていこうとするビジョンを、彼らは一歩ずつ実現している。

【動画を見る】表紙撮影時のSKY-HIとBE:FIRSTを捉えたメイキング映像

5月18日、「Bye-Good-Bye」「Betrayal Game」「Brave Generation」の3曲を収録した2ndシングル『Bye-Good-Bye』が発売された。3曲どれもが、J-POPのヒットチャートにはまだないメロディや音像を創り出して、ジャンルの垣根を超えてあらゆるリスナーを巻き込んでいきながら日本のトップを目指した上で、世界へのリーチも視野に入れた挑戦的な楽曲だ。既存のヒット曲を後追いするわけでは決してなく、それぞれ異なるスキルを持った7人がいるBE:FIRSTだからこそ生み出せるオリジナリティが宿った楽曲として完成している。

特に表題曲「Bye-Good-Bye」は、「声のオーケストラ」とでも言いたくなるような、7人それぞれの声色、スタイル、テクニックが織り成されることで美しい表情と壮大さを持った楽曲に仕上がっている。前回の取材時の言葉を引用すると、プロデューサーのSKY-HIは「声の表情が曲の表情になるようにしたい」「誰が歌ってるかわからないということは避けたかった」と述べ、メンバーのMANATOは「今の世の中的に、どんな曲を出しても「何に寄ってる」「何々ふうだね」みたいに言われやすいですけど、その中でもちゃんと自分たちのオリジナリティを持っているグループでずっとあり続けたい」と言っていたが、BE:FIRSTの楽曲のオリジナリティを示すものであり音楽グループとして革新的である大きな要素とは、7人それぞれの「歌」なのだと改めて思わされる楽曲だ。

今回はZoomでインタビューを実施。どうしても対面の会話よりも話しづらさが出てしまう中、メンバー一人ひとりが発言しやすいように、画面の向こう側で7人が互いに盛り上げてくれていた彼らのポジティブな姿勢とチーム力には感謝を伝えたい。「Bye-Good-Bye」の魅力や工夫を細部まで分析し、「Betrayal Game」の本人たちのこだわりが詰まったMVについて聞き、そして「Brave Generation」で歌う世代の意識までを話してもらった、BE:FIRSTのロングインタビューをお届けする。

—「Rolling Stone Japan vol.17」のカバーストーリーに登場してもらってから約4カ月が経ちました(※取材は4月に実施)。まず、ご自身にとってどんな4カ月だったかを、お一人ずつ教えてください。

LEO:僕は、成長の4カ月だったなと思います。またひとつ別れと出会いがあったというか。「THE FIRST FINAL」を終えて「THE FIRST」からの卒業があって、その次の一歩目に2ndシングル『Bye-Good-Bye』があるんですけど、カップリング曲も含めて、新たなBE:FIRSTや音楽の多面性を表現できていると思うので、「バイバイからの、新たな一歩」を見せられた4か月だったのかなというふうに思います。

JUNON:すごく濃密な4か月でした。ライブがたくさんできて充実していたし、成長もできたと思います。『Bye-Good-Bye』にはまったく違う曲調のものが3曲入っているので、自分たちの新たな一面を引き出せたという成長もありました。

SOTA:12月から考えると、音楽以外で魅力を伝えなきゃいけない場面が増えたなと思っていて。CMやオフィシャルサポーターに起用していただいたり、冠番組もやらせていただいたり、音楽から派生して、アーティストとしていろんな形で届ける立場になってきたと思います。今年に入ってから、そういった成長も感じていますね。

RYUHEI:「THE FIRST」で生まれたBE:FIRSTから、アーティストとしてのBE:FIRSTになるための第一歩の期間だったかなと思います。SOTAくんが言ったようにCMや冠番組もやらせていただいて、ほぼ毎週BE:FIRSTとして何か大きな動きをお見せすることができたので、アーティストとしてのBE:FIRSTを確立していくための大事な期間だったなというふうに思っています。

MANATO:僕は、BE:FIRSTとしての方針がくっきりと見えた4カ月かなと思っていて。「THE FIRST FINAL」という区切りがあって、ありがたいことにワンマンライブやファンミーティングを開催させていただいたり、フェスやイベントにも出演させていただいたりして、今の僕たちがどれだけできるのかを知るというか、地に足ついた状態で僕たちの現状を知ることができた4か月だと思います。冠番組も含めていろんなコンテンツを通してBE:FIRSTとして発信していく準備ができた段階でもあると思うので、いい意味で僕たちがこれから進んでいくための濃い準備期間だったと思いますし、現状よりもっと飛躍していかなきゃいけないというハードルを作れた期間でもあると思います。すごく濃い4か月だったなあというふうに思いますね。

RYOKI:この4カ月で、デビューしたてのグループのわりにはかなりの曲数をリリースできたと思うんですよね。曲調も全部ジャンルが違って、バリエーションも多くて。まずそれらを提供していただいたことがありがたいです。それをこの7人だからこそ、すぐに対応ができるし、多面性を見せられる魅力があるということを改めて思い知れた、ポジティブな4か月だったと思います。それと同時に、みんなが言ってくれたことに通ずるんですけど、バラエティに出演させてもらったり、音楽以外でもいろんな活動をやって、BE:FIRSTを知ってもらう期間だなというふうに思っていました。

SHUNTO:個人的に、この4カ月間は(高校の)卒業もあって。今までの友達とお別れして上京もしてきたので、別れもあり、また新しく始まった感じがありますね。自分の中ではすごく大きな出来事があった4カ月だなと思います。

LEO:確かに。それは大きいね。

―成人になられたわけですもんね。

SHUNTO:そうです!

LEO:おめでとう!

全員:(拍手)

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