SANADAが語る、温故知新のプロレス観、ハイスタから授かった「魂(スピリット)」

G1優勝決定戦で戦いたい相手

―でも先日、辻(陽太)選手にお話を聞きましたけど色気を感じましたよ。まだまだですか?

まだまだです。でも辻はあの中では色気があるかもしれないですね。でもモテなそうですね、あいつ(笑)。

―あはは(笑)。20分1本勝負ということも含めて、展開のスピード感も変わってくるのかなとも思います。

時間へのプレッシャーはあるでしょうね。早めに仕掛けようとか、そういうことを考えたりしながら試合をするとすごくスタミナを使うんですよね。すごく疲れちゃうので、逆にハードなような気がします。引き分けになれば点数が減るわけで、面白い展開になりそうではありますよね。

―SANADA選手の試合のスタイルとしてそこまで早く仕掛けることってあまりないのかなと思いますが、どう向き合っていきますか?

そうなんです、苦手なんですよね。もしかしたら今回のG1は俺がいちばん弱いかも……。いま話していて思いました。

―いやいや! 

まあ、自分の中で一発一発重みのある技が1〜2個増えたのでそれをうまく場面でタイミングよく行けたらいけるんじゃないですかね。

―逆に相手が仕掛けてくる可能性もありますもんね。

怖いですよね、若者が仕掛けてくるって。何してくるか分からないし。

―そんなことを言って、秒殺する試合を観たいです。

それいいですね。

―ちなみに優勝決定戦で戦いたい相手は?

棚橋弘至ですね。世代を作ってくれた人で、これまでは自分がチャレンジャーで棚橋さんがチャンピオンみたいな図式で勝負していたんですけど、今度はチャンピオンSANADAとチャレンジャー棚橋という立場で試合をしてみたいんです。

―それは夢がありますね。ぜひ、IWGPの防衛戦でも観たい。

IWGPでやってみたいです。自分がG1を優勝して逆指名してみたい。側から棚橋さんを見ているとちょっと調子が落ちている気がするし、あの世代で落ちているのを見るのは切ない。あの世代で夢を見せてほしいなと思うんです。

―新たなチャンピオン像というものも含めて今回のG1では観ることができると思うし、本当に期待しています。

自分もそういう自覚をもって試合をできることが幸せですし、チャンスかなと思って試合をやりたい。自分がいちばん若い気持ちでいかせていただきます。

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構成:笹谷淳介



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