東京発・現役大学生の次世代ソウルバンド、Billyrromが語る音楽ルーツ

ーYouTubeに上がっているMVに対して海外リスナーから多くのコメントが寄せられていますが、こういった反応は意外なものでしたか?

Mol:まさかって感じでしたね(笑)。今統計を取ったら日本よりも海外のリスナーの方が多いんですよ。最近増えた直近のフォロワーも500人ぐらいは海外の人で驚いています。

Leno:海外に向けてのビジョンは全くなかったので、意図していないリアクションでしたね。昨今日本のシティポップのリバイバルが海外で起きているので、海外の人たちにとっての洋楽が俺らなのかなと考えるとちょっと納得できました。

ー今後海外での活動のプランみたいなものはありますか?

Mol:具体的にはまだないですけど絶対行きます。

ー皆さんから見て今の日本の音楽業界がもっとこうあって欲しいと思うことはありますか?

Mol:僕が最近思うのはアーティストと企業の立場が逆転しているなみたいな。企業ベースにアーティストの楽曲があることが多いなと思うんですけど、もう少しアーティスト側が尊重されてもいいんじゃないかなとは思いますね。アーティスト・ファーストというか。それも断片的なものでしかないのかもしれないですけど、それこそビートルズは楽曲だけであの地位までいったわけじゃないですか。そういう熱い波が日本にも来て欲しいですね。

Leno:Molの言う通りでアーティスト・ファーストではないって直感で思っちゃうのが今の日本の音楽市場なのかなって感じます。インターネット以降、サブスクリプション以降の音楽ってアーティストの数や聴かれる曲数が圧倒的に増えて、その結果、言葉を選ばずに言うと一発屋になってしまうアーティストも多くいると思うんです。俺たちは本当に「良い」音楽が好きで、歴史に残るような名盤を作りたい。今の日本の音楽業界は資本優先になってしまっているところがあるので、その中で俺たちはどうやってサバイブしていくのか、どうすれば音楽業界を変えられるのかまで考えながらアーティスト活動をしていきたいですね。

ー今後バンドとしてどんなステップを踏んでいきたいですか?

watabiki:来年はフジロックに出たいですね。

Hara:日本での活動として国内のフェスには出たいですね。あとは東京だけじゃなくて大阪とかでもワンマンをできる規模感になれたらいいなと思います。

Leno:音源優先っていうよりはライブバンドだって自負があるので、やっぱりライブは一番大事にしていきたいですね。

watabiki:来年は全国ツアーとかやりたいですね。それをやりつつ海外にジャブを打ちつつ(笑)。あと大きい会場でもやってみたいです。日産スタジアムで5年後ぐらいにやりたいです(笑)。



<リリース情報>

Billyrrom
『Narrator』
リリース日:2022年11月30日(水)
Label:SPYGLASS AGENT
配信リンク:https://nex-tone.link/A00108696

Marketing & PR:ArtLed
Distribution:NexTone Inc.

<イベント情報>

Billyrrom Additional One-Man Live」(追加公演)
2023年2月25日(土)渋谷WWWX
https://www.red-hot.ne.jp/sp/billyrrom/

Rolling Stone Japan 編集部

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