東京発・現役大学生の次世代ソウルバンド、Billyrromが語る音楽ルーツ

ーそれぞれメンバーの皆さんがどんな音楽を今まで聴いてきたのか教えてください。

watabiki:小さい頃からよく聴いていたのは山下達郎です。親父がすごい好きで車の中で大体ヤマタツが流れていました。中高でほとんど聴かなくなったんですけど、大学に入ってもう1回聴くようになってからその凄さに気付きましたね。

ーベースプレイに関しては参考にされている方などいますか?

watabiki:ジャミロクワイ、Suchmosとかは参考にしていますね。ヤマタツのベースはどうなんだろう。

Leno:でも無意識で弾いているベースフレーズが実はヤマタツのフレーズだったりするので多分気づいていないだけだと思います(笑)。

ーHaraさんは何に影響を受けましたか?

Hara:僕はジャミロクワイを一番聴いたかな。きっかけは高校の頃ベースを習っていた先生に「ジャミロクワイの3枚目のアルバムのベースラインがめっちゃかっこいいから聴いてみな」って言われたことで。彼らの音も好きなんですけど、ライブパフォーマンスがすごい魅力的で好きなんですよね。着飾っているんだけど着飾って見えないかっこよさがあって惹かれました。90年代のライブのお客さんの反応が今とは違ってみんな馬鹿みたいに踊っていたり、照明もすごい派手だったりして、そういう演出面の部分でも影響を受けました。僕もこういうライブをいつかやりたいな、みんなが周りの目を気にせずに踊れる時代がまた来ればいいなって思いますね。



ーLenoさんのルーツは何ですか?

Leno:自分のルーツはビートルズですね。Lenoっていう名前はジョン・レノンを由来に名付けられて。中学の頃にドラムを習い始めて、ロック、パンク、メタルとかドラムがかっこいい音楽を聴くようになりました。しばらくメタルを聴いていたんですけど飽きて、ヒップホップ、ハウス、テクノを聴くようになりました。ケンドリック・ラマーの曲でロバート・グラスパーの弾くピアノを聴いて、色んな楽器が鳴っている中での鍵盤の入れ方に衝撃を受けましたね。それまでずっとピアノは習ってはいたけど僕がバンドで鍵盤をするイメージがあまり湧いていなかったんです。ロバート・グラスパーに出会ってイメージを掴めて、モチベーションも上がったタイミングでバンドに加入しました。今はロバート・グラスパーのルーツにあるジャズを好んで聴いています。他にもUKはずっと好きなんで、UKのベース・ミュージックやレディオヘッドとかは聴いていますね。

ーShunsukeさんはどういった音楽を聴いてきたんですか?

Shunsuke:高校の時にブルーノ・マーズの『24K Magic』を聴いて衝撃を受けてブラック・ミュージックを聴くようになりました。そこからマイケル・ジャクソン、アース・ウィンド・アンド・ファイヤーなどブルーノ・マーズのルーツにある音楽を追っていきました。父親が70年代のソウル、R&B、ファンクが好きで幼い頃にずっと家で流れていたんですけど、当時はあまり興味がなくて。ブルーノ・マーズのルーツを辿っていく内に聴いたことある音楽が何個も出てきてからはブラック・ミュージックの虜になっていきましたね。

Mol:なんならShunsukeがメンバーの中で一番ブラック・ミュージックに対してストイックですね。

Shunsuke:今はなるべくロックも電子音楽も聴くようにはしているんですけど、やっぱり一番心に刺さるのは70年代のブラック・ミュージックですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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