BEYOOOOONDSが語る、武道館での名演、アルバムに刻んだ成長

BEYOOOOONDSを支える頭脳

―BEYOOOOONDSはこれまで様々な楽曲を歌ってきていますけど、メインソングライターの星部ショウさんに対してみなさんはどう思っているんですか?

西田 アイデアがいつもすごく面白い方で、BEYOOOOONDSに歌ってほしくてつくってくださっている楽曲が多いんです。たとえば、「オンリーロンリー」に<さくらの猫>というフレーズがあるんですけど、「ここは猫を飼っている小林萌花さんに歌ってほしくて」とか、「<汐風>の『汐』は西田さんの汐から取りました」とか言ってくださったり、「ここはこの人にこういうふうに歌ってほしい」っていう思いをしっかり持ってらっしゃるんです。そういうふうに星部さんはBEYOOOOONDSをつくってくださっている方なので、BEYOOOOONDSの……パパ?

―あはは!

西田 BEYOOOOONDSのお父さんみたいな感じだなっていつも思ってます。

岡村 私も「オンリーロンリー」の話になるんですけど、「『伸びしろ~Beyond the World~』以外に優しくてゆったりした曲がBEYOOOOONDSにはない」っていうことを星部さんに話の流れでしたことがあって。BEYOOOOONDSには跳ねている振付が多いから、落ち着いた曲もあるほうがお客さんも落ち着けるんじゃないかって。そうしたらすぐに「オンリーロンリー」を作ってくださったみたいで、その話をしたひと月後ぐらいに音源が届いて、「これ、岡村さんが言ってたからつくったよぉ~!」って(笑)。

一同 (笑)。

岡村 私としては「いつかつくってくださったらうれしいです~」っていう雑談のつもりだったのに、私たちとの会話からも楽曲のアイデアを探してくださったり、とてもBEYOOOOONDS愛に溢れた方なので本当にうれしいです。

―アルバムのラストを飾る曲が岡村さんのひと言で生まれるという。

岡村 やったー! 「オンリーロンリー」はめっちゃ大好きな曲なので、レコーディングのときに「超うれしいです!」って言ったら、「じゃあ、またいろんな楽曲つくれるように頑張りますね」って言ってくださって、めっちゃ優しくて大好きです!

―では、演出の野沢トオルさんについてはいかがですか?

島倉 トオルさんもBEYOOOOONDSをつくってくださってる方で、トオルさんがいなかったらBEYOOOOONDSはこういう形になってないなって本当に思いますね。トオルさんのアイデアは私たちでもついていけないことがあるぐらいぶっ飛んでいて、これまでもいろいろな形でファンの方々を驚かせてきたという自覚はあるんですけど、トオルさんが考えてくださる演出なら絶対にみなさんにも好きになってもらえるっていう自信が持てますね。

平井 星部さんがBEYOOOOONDSの父だとしたら、野沢さんはママだと思います(笑)。私たちが一番輝ける場をつくろうとしてくださることがすごくうれしいですし、それと同時に私たちで遊んでるなあっていう感じもあって(笑)。お芝居に関してもすごくいろんなアドバイスをいただきます。でも、野沢さんは普段の動作にかわいいところがあるので、こう言うとちょっと失礼ですけど、現場のマスコット的な役割も担っているなって(笑)。野沢さんがいるお陰でBEYOOOOONDSの現場の空気がよくなっている気がするし、これからもお願いします、ずっとお願いします!っていう感じですね。

―やっぱり、演技を重ねていくことによって演じることに対する意識も高まっていくものなんですか?

西田 最初の頃からトオルさんにずっと言われているのが、「ステージに立っている間は一瞬も気を抜いてはいけない。ずっと演者でいなさい」という言葉なんですけど、どこを見ても、誰を見ても、どの瞬間に見ても演技をしている、気を抜かないのがBEYOOOOONDSの強みだから、「その気持ちはずっと持っていてね」と言っていただいてます。なので、ステージにいるときは1秒も気を抜かずに演技していこうと思ってます。

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