輪廻が描く現実的でリアルな歌、「自分肯定」をコンセプトにしたEPを語る

―そして「クラスメート」。

りぃこ:「シティーライト」の続きで聴くこの曲のベースの入りがすごく好きです。

双葉:実はこれは元々すっごいバラードな曲だったんですよ。

りぃこ:最初リノちゃんが弾き語りで短いやつを送ってきてくれて、3人でスタジオに入って合わせる予定だったんです。そしてその日のライブでやろうって言ってたんですけど、リノちゃんが来なくて電話したら「今起きた」って言われて(笑)。それでわたしと双葉で適当にやってて、そしたら双葉が勝手にアレンジを変えちゃったんですよ(笑)。ライブの時もぶっつけ本番で3人でやっちゃって、今考えたら事前に合わせないでよくそんなことできたねって感じで、めちゃくちゃなんですけど(笑)、リノちゃんもなぜか合わせてきてくれて。

双葉:そこからいろいろ微調整して今に至ります(笑)。

―そういうことが起きるのもバンドの面白さでもあり良さでもありますし、その自由さが輪廻というバンドの魅力のひとつでもあるんだなと思いました。そして「走れ!リンネ」。

りぃこ:最初は双葉がひとりで歌ってたんですけど、それだと「走れ!リンネ」なのに「バンドとしての輪廻」感がないってことで3人で歌い始めたんです。

―この曲の短さが良いですね。

双葉:短くて疾走感ある感じで、最後にばっとやる感じを意識しました。

Rolling Stone Japan 編集部

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