輪廻が描く現実的でリアルな歌、「自分肯定」をコンセプトにしたEPを語る

―「輪廻」というバンド名の由来を教えてください。

りぃこ:はじめて2人に会った時に、「どうしても逃したくない」と思って、スタジオが終わって直行でご飯を食べに行って、「バンド名何にする?」って話し合ったんですけど、その日には決まらなくて。そしたらわたしの母が「輪廻って響き、可愛くない?」って言って。2回目にふたりに会った時に提案したら「いいじゃん」ってなって。意味は、カッコよく言えば「生まれ変わってもこの3人で音楽やりたいね」という感じなんですけど、後付けです(笑)。

―では今回のミニアルバムについて伺います。このアルバムを作るにあたってのコンセプトはどんなものだったんでしょう?

双葉:アルバム的には「自分肯定」というコンセプトですね。

―歌詞には、自分を肯定していく中で生じる、周囲の目を気にすることや同調圧力みたいなものへの葛藤なども感じました。

双葉:現実的で、リアルな歌を書きたくて。「私は大丈夫!」とか、その反対に「私なんて……」みたいな、どっちかに全振りしているんじゃなくて、いろんな捉え方がある感じです。どっちにも行かない、行けない、揺らぎみたいなものがあるのがリアルかなと。言葉も難しい言葉よりは、話したまんまの話口調が多いかもしれないです。

Rolling Stone Japan 編集部

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