自殺した米富豪の胸中、非公開ファイルで明らかに

1回目の自殺未遂の後、故ジェフリー・エプスタインは「素晴らしい人生」を送っていると語っていたらしい(Photo by Rick Friedman/Corbis/Getty)



「シーツを裂いている音が聞こえた」

また書類からは、エプスタインが自殺した夜についても新たな情報も判明した。彼は「社交上の」電話をかけ、恋人のカリーナ・シュリヤークと15分間話をしたと言われているが、通話履歴には彼女の電話番号は記載されていなかった。看守班長には母親に電話をすると伝えたようだが、彼の母親は2004年に他界している。

書類には、エプスタインの死から2か月後に刑務所の精神医学部門に送られたメールも含まれている。メールの送り主は、エプスタインの隣の房にいた受刑囚と話をしたという受刑囚で、隣の房の受刑囚はエプスタインが「自殺する前にシーツを裂いている」音を聞いたので、彼が自殺したのは間違いないと思う、と話していたそうだ。

刑務所での詳細な心理評価に加え、書類にはエプスタインの動向を伺っていた「受刑囚仲間」からのコメントも含まれている。堕ちた金融家は知人のセレブや「エスコート業」、金融業界の事柄について延々と話をしていたそうだ。またオレンジ色の囚人服や、監房のトイレを流した時の騒音について不満も口にしていたらしい。映画『レインマン』のダスティン・ホフマン演じる人物も騒音が嫌いだったことを挙げ、自分も自閉症なのでは、と疑っていたそうだ。

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from Rolling Stone US

Translated by Akiko Kato

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