ーPanorama Panama Townとして最近の調子はいかがでしょうか?
岩渕想太(以下、岩渕):バンドとしてはすごくいい状態ですね。次の音源を作ろうということで、ひたすら制作をやっているところなんです。自分たちが次に見せたいモードが固まりつつあります。
タノアキヒコ(以下、タノ):楽曲制作は大詰めなんですけど、欲を言えば、もうちょっとライブをしたいですね。今は月に1、2本ぐらいなので。いろいろできあがっている音源もそうだけど、ライブでも外に向けて発信していきたいなと思っています。
ーライブができないフラストレーションや、エネルギーは溜まっていますか?
タノ:制作でずっと中にこもっているし、メンバーと一緒にいる時間が長くて、いろいろなものが共有されてきているんです。今後もいいものができそうな予感がします。
浪越康平(以下、浪越):岩渕の家でいつも曲を作っているんですけど、最近はそれぞれが聴いている音楽を部屋で流して、「この曲のここ、かっこいいよね」とか、最近観た映画の話もしたりして、好きなものを共有する時間が増えました。でも、タノも言っていましたが、もっとライブしたいなという気持ちはありますね。
ーメンバー同士で集まる機会はコロナ前より増えましたか?
岩渕:増えました。まず、メンバー各々でデモを作ることはあったんですけど、一堂に会してPCのデスクトップ上で音源を作ることは、コロナ前はあまりやっていなかったんです。去年はコロナ禍でなかなかスタジオにも入れない中、オンラインでデータのやり取りをして作ることもやっていました。その延長で、今は自分の家に集まって、デスクトップで作っていくことが多いですね。自分がデモを作っていて、一定のところまで作ったらメンバーを呼んで、みんなで制作を動かしています。細かい音の配置や音色、ミックスまでやりたいことが増えてきたので、みんなで考えながら制作を進めています。