ラブリーサマーちゃんと吉田豪が語る、みんな得するインタビューのあり方

ラブリーサマーちゃんと吉田豪(Photo by Kana Tarumi)

 

大ベテランと5ちゃんねる

ー同じ話ばかり聞かれるしんどさは、ボクもインタビューされる側でもあるからわかるんです。ボクが取材前に過去記事を漁るのはなぜかというと、毎回聞かれてる質問をチェックするためなんですよ。そうじゃない視点、方向からどう聞こうかって考えるようにしていて。

ラブサマ:あー、さすがですね。

ー昔、あるアーティストさんを取材したときに、ちょうどリリースタイミングの取材で「この時期は本当に毎回、心が削られる」と言ってたんですよね。「同じことばっかり聞かれるのを、どういうふうにちょっと違う感じで答えればいいのか試されている感じがして辛い」って。

ラブサマ:そうなんだ!

ー当時、彼女はデビュー10年目くらいだったんですけど、その翌日が大御所のインタビューで。その頃すでにデビュー30年の大ベテランですよ。で、「デビュー10年の子が昨日こんなふうに言ってました。もっと同じことを聞かれてきて『そんなの、俺の本を読んでくれよ』と言いたいときもあると思うんですけど、インタビューって辛くないですか?」って聞いたら、「かったるいよ! かったるいけど、なんでやるかって言うと、もっと売れたいんだよ」ってシンプルな答えで。あの人が天才的なのは、何度も聞かれてるような話でも、初めて話すようなテンションですごく楽しそうに話せるんですよ。

ラブサマ:へー! めっちゃかっこいい!

ーこの問題はいろんなアーティストが悩み続けてきたことなので、ラブサマちゃんみたいに思うのは間違っていないと思います。

ラブサマ:なるほど。私も宣伝をがんばりたいので、いい記事にできるといいなって思います。


Photo by Kana Tarumi

ーこういう問題提起をするのは良いことだと思いますよ。ラブサマちゃんのTwitterは本当に好きなので。

ラブサマ:豪さん、前にも言ってましたよね(笑)。

ー「面白いからみんな読んで!」って感じですよ。くだらない下ネタも最高だし。

ラブサマ:やめてください(笑)。

ーこういう人だっていうのは伝わったほうが面白いと思うし。

ラブサマ:でも、5ちゃんねるではゴチャゴチャ言われてましたね。「ガキがやりたくないことにワーワー言ってるだけだ」とか、「こういう内情をバラしちゃう人は最悪だからマネージャーが可哀想」とか……。

ーなんで5ちゃんねるまでチェックしてるんですか!

ラブサマ:だって、自分のこと書かれてるところがあったら見ちゃいません? やっぱり気になりますよね。自分が傷つくなら見ないほうがいいんでしょうけど、傷つかないし。それに、もし傷ついても何か色々思えたりするんだったら、見てもいいんじゃないかな。

ー意外とそれがガソリンになったりもする?

ラブサマ:ガソリンにはならないですね、なんか「へー」と思うだけ。傷ついたりはしなくなりました。なんか平気で見れちゃうというか。あと、私のスレッドには優しい人もすごく多いんですよ。アンチみたいな人が出てくると、ラブサマ親衛隊が一斉に諭すみたいな。

ーいい話じゃないですか! 

ラブサマ:そういう感じなので、見ていて楽しいです(笑)。


※インタビュー後編は10月1日掲載予定

●【関連記事】ラブリーサマーちゃん自宅取材、10枚のアルバムから辿る彼女の音楽愛




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2020年12月15日(火)
OPEN 18:00 / START 18:30
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出演:ラブリーサマーちゃん / セカイイチ / ayutthaya / wash?/ NENGU
チケット:¥4,500(税込) ※別途ドリンク代

ラブリーサマーちゃん公式サイト:https://www.lovelysummerchan.com/

 
 
 
 

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