ラブリーサマーちゃんと吉田豪が語る、みんな得するインタビューのあり方

ラブリーサマーちゃんと吉田豪(Photo by Kana Tarumi)

 

新作プロモーションのインタビュー問題

ーメジャーに復帰した結果、久しぶりに取材を大量に受けてるみたいですけど、だからこそストレスもあるっぽいことがTwitterから伝わってきますよね。


ラブサマ:ああ……(苦笑)。自分でもガキだなって思うし、ああいうの書くのは失礼かなって思ったんですけど……。もちろん、ライターさんの全員がそうだと言ってるわけじゃないし、インタビュー自体が嫌いってわけじゃなくて。そもそも私は自分の曲についてしゃべるのとか、それ以外の話をするのも大好きなはずなんですけど。

ーセルフライナーノーツでもあれだけ説明している人なわけで。

ラブサマ:ですよね? インタビューって質問に私が答えて、そのやり取りを通して「確かにそうかもしれないです」ってなったり、新たな視点をもらったりとかして、お互いの考えが深まっていく行為じゃないですか? そこのコミュニケーションが絶対になきゃいけないはずだと思っていて。でも、「こちらとコミュニケーションを取る気ありませんよね?」っていうインタビューに遭遇してしまって……。



ーうんざりする質問やインタビューは相当あると思うんですよね。「なんでラブリーサマーちゃんって名前なんですか?」から始まらなきゃいけなかったりとか。

ラブサマ:そうですね。もちろん、一般の女性誌やカルチャー誌を読んでる人とかは私の音楽をそんなに知らないだろうから、そういうところから始まっていいし、同じ話を何度もすることに対して「嫌だな」と思っているのではないです。

ーでも、あの一連のツイートは面白いですよ。こんなにインタビューにダメ出ししたりボヤいたりするミュージシャンは少ないから。ラブサマちゃんがダメージを受けたあと、どうにか説得しようとするマネージャーさんとのLINEを晒してたのも最高でしたけどね。

ラブサマ:私のマネージャー、本当にいい人ですよね。私も自分がやってる事をガキンチョだなって思いますけど……どうしたらもっとインタビューの時間が有意義になるのか、もっといい時間にするためにはどうしたらいいのか、ライターさんや媒体の人もそうだし、アーティストにも考えてほしくて。それでインタビューの内容がもっと面白くなったら、全員が得をすると思うんですよ。

アーティスト側も「面白い話ができた」「言いたいことを喋れたし、自分では気づかなかったことについて考えられた」となったら、その記事を推すじゃないですか。そうしたら媒体のページビュー数も上がるし、読者やリスナーも「また同じような話してるよ」って流し読みせずに「おもしれー」「次のも〇〇さんの記事だから読もう」となるだろうから、記事を読む側も作る側もモチベーションが上がりますよね。

 
 
 
 

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