ウッドストック50周年フェス、電通を提訴「フェスを破壊した非道極まりない妨害」

ウッドストック50、元出資者の電通を新たに訴える(Photo by Evan Agostini/Invision/AP/Shutterstock)


電通の広報担当者はローリングストーン誌に宛てた声明の中で、ウッドストック50主催者の主張を否認した。「電通系列会社であるAmplifi Liveは昨年、ウッドストック50が契約違反を犯したため、公共の福利のために行動を起こしました」とAmplifi Liveの代理人は述べた。「裁判所は十分な証拠審問の末、安全でかつ収益が見込めるフェスティバルは開催できないとするAmplifi Lifeの証言を支持し、それに従ってプロジェクトへの資金提供継続命令も却下しています」

「そうした判断は控訴裁判所でも確認されました。当事者は調停での意見聴取に応じる構えですが、ウッドストック50側は当事者の反論を調停員の判断に任せるのではなく、報道発表で根拠のない主張をする道を選びました」と、Amplifi Liveは続けた。「Amplifi Liveは調停でこうした主張に徹底的に抗弁し、Woodstok 50に対しては契約違反および詐欺を申し立てております。今後Amplifi Liveと親会社および系列会社は、土壇場になって調停を避けようとしたウッドストック50の措置と徹底的に争う考えです。ウッドストック50はウッドストックのライセンスを失っている以上、同ブランドの代表者ではありません。今回の訴訟の主張は何のメリットもなく、お門違いです」

●開催から50年、写真で綴る1969年ウッドストック

新たな訴訟によれば、2019年4月に電通はフェスティバル中止を目論んだ後、電通抜きでフェスティバルを続行する可能性の妨害行為にも及んだと主張している。「ウッドストック50の名誉を損なう電通の不正行為の目的は、他者によるフェスティバルへの出演、協賛、参加を妨げることにあり、同グループはフェスティバルを頓挫させ、ウッドストック50が利益を得られないように計らい、実際にその通りになった」と、訴えている。「電通の不正行為がなければ、ウッドストック50は無事にフェスティバルを開催できていたはずで、メディアやスポンサー企業との契約、さらにはフェスティバルに関連するライセンス契約で利益を得ることもできたであろう」

「ウッドストック50の最善の努力にもかかわらず、電通の妨害行為は完璧かつ効果的に行われ、ウッドストック50に甚大な損害をもたらす直接的原因となった」「電通の非道極まりない行為の結果として、ウッドストック50には数千万ドルの補償的および懲罰的損害賠償を受け取る権利がある」と訴えている。

ウッドストック50は当初、2019年8月にニューヨーク州のワトキンス・グレン・インターナショナル・サーキットで開催が予定されていたが、6月に会場側が撤退を表明。代替案としてニューヨーク州のヴァーノン・ダウンズやメリーランド州のメリウェザー・ポスト・パヴィリオンなどが候補地に挙がったが、多数のアーティストが出演を取りやめたため、開催日の数週間前に正式に中止が発表された。

●ウッドストック50周年フェス中止を巡り、主催者と電通がドロ沼化

Translated by Akiko Kato

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