ウッドストック50周年フェス、電通を提訴「フェスを破壊した非道極まりない妨害」

ウッドストック50、元出資者の電通を新たに訴える(Photo by Evan Agostini/Invision/AP/Shutterstock)

電通の「妨害行為」がウッドストック50に「甚大な損害」を与えたとして、主催者が改めて電通を提訴。「電通の非道極まりない行為の結果として、ウッドストック50には数千万ドルの損害賠償を受け取る権利がある」と主張している。

「ウッドストック50」主催者は出資者だった電通グループおよび子会社数社に対し、「フェスティバルの崩壊」と「妨害行為」を理由に新たな訴訟を起こした。訴状は水曜日ニューヨーク州高位裁判所に提出されたが、ローリングストーン誌が入手した訴状によると、原告は補償的および懲罰的損害賠償として数千万ドルを請求している。

●ウッドストック50周年フェスが正式に中止、苦戦した主催陣の内幕

1969年の伝説的イベントの記念すべき50周年にあわせた3日間のフェスティバルは2019年8月16~18日に開催される予定だったが、すでに報道されている通り、数々の問題や裁判沙汰でお蔵入りになった。電通は昨年4月にフェスティバルへの出資を打ち切り、両社は合法的に提携を解除した。またこの時電通はフェスティバル中止を発表したが、主催側は電通には発表する法的権利はないと主張した。

新たな訴訟が申し立てている主張のひとつは、「ウッドストック50記念フェスティバルの破壊に直接的責任は、電通グループおよび子会社の電通イージス・ネットワーク社およびMKTG社にある」というもの。また「フェスティバルの運営規約を統括していた」電通グループ系列会社の有限会社Amplifi Liveが「契約違反を犯した」と主張している。

Translated by Akiko Kato

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE