Mars89が渋谷WWW Xをビートの渦で埋め尽くした80分間

2時10分になると、メインフロアではこの日の主役、MARS89が登場。観客の数も増え、MARS89を中心に扇状に人が集まっている。80分のロングセットということもあり、徐々に雰囲気を作っていくMARS89。高速で無機質なビートの反復にフロアではステップを踏んでダンスする観客も数多く見える。一転、Goldieの「Inner City Life」がかかるとフロアが歓声で沸く。



なによりこの日は、12インチEP『The Droogs』のリリースパーティである。同EP収録の心臓の鼓動のようなビートを鋭利な電子音が切り裂く「Horrorshow」、硬質なマシーン・ビートに悲鳴のようなSEが反復するインダストリアル・ナンバー「Ultraviolence」、不穏なビートが地下空間にダビーに響く「Strack」を織り交ぜ、80分に渡ってメインフロアをグルーヴの渦に巻き込み、深夜のゴールデンタイムを駆け抜けた。



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