ZOC、初ワンマンレポート「あなたもあなたの人生を美しく生きられるように」

メンバーがステージから下がった瞬間から起こった大きなアンコールを受けて、Tシャツに着替えて登場した6人は、1人1人、気持ちを込めて挨拶をした。

藍染カレン「こんなこと言ったら笑われちゃうかもしれないんですけど、「family name」を歌っているとき、私たちも、この会場も、ここにある全てが1つになった気がして、本当に世界一幸せだなって思いました。今日は本当にありがとうございました」

兎凪さやか「一時期、こんな最強なメンバー中に私がいて大丈夫かなと、ステージに立つのもすごく怖くなっちゃうこともあって。いつも支えてくれるスタッフさんや運営さん、寄り添ってくれる友達や、さやかはZOCに必要だよって言ってくれるメンバー、今ここにいてくれるファンのみなさん、来れなかったみなさんも全員のおかげです。さやかをZOCでいさせてくれて本当にありがとうございます」

西井万理那「(涙を流しながら)またこんなに大きなステージでワンマンライブができるって本当に思っていなかったし、前のグループでやっていることと全然種類が違うけど、ついてきてくれる人がいることや、お金ももらえるし(会場笑いと拍手)、本当にいい環境にいれて幸せだと思っています。靖子ちゃんがZOCに誘ってくれて人生が楽しいし、潤っています。ありがとうございます」

香椎かてぃ「ZOCになって夢を実現する1年になりました。中学校2年生の頃からアイドルになりたくて、今その景色が見れているのがすごく嬉しいです。カレンが家から出てきてくれたのも、かなのが少年院から出てきてくれたのも(会場笑)、にっちゃんが生ハムをやめてくれたのも(会場どよめき)、さやぴが女子大生でなんとなくいるのも(会場笑)、YouTubeで「ゆめかわいい」って検索して靖子ちゃんの曲に会ったのもなんかの運命で。ZOCというアイドルグループをやれているのが今人生で1番幸せです。これからもみなさんと一緒に大きいステージでいろんなことを見ていきたいです。ついてきてください」

戦慄かなの「(涙を流しながら)私はいろいろ勘違いされることも多くて、みんなの前ではしれっとしていたんですけど、ライブに出るのがすごく怖くて。ZOCのみんなが頑張っている姿や、応援してくれる人の顔を見たら楽しくて脳みそトロトロになって、今が1番幸せと思えるようになりました。これまで、そんなこと一度たりともなくて、もう就職もできないしどうしよう、人生終わったと何回も思って。そんなとき靖子ちゃんが声をかけてくれて。私にとってのアイドルはZOCだし、私はいまZOCで精一杯必死で頑張っています。これからもZOCをよろしくお願いします」

大森靖子「ZOCのメンバーの名前には、ステージに立つときの特別な苗字があって、新しい苗字を背負って歌っていることは重いと思っています。「family name」という曲は私が作りましたが、私の曲では数少ない神様がくださった曲です。みんな新しい苗字を名乗れとまでは言わないけど、新しい居場所は自分で掴めるものだし、誰に理解されなくても自分だけの幸せです。30歳になって(アイドルを)始めるのは普通じゃないし、自分では格好いいと思っていても言われちゃったりするけど、自分の幸せは自分にしかわからないし、自分の人生をこれからも歌っていくための曲を1曲1曲大切に作っていってステージで見せていくことによって、あなたもあなたの人生を美しく生きられるようにと本当に願って、これからも6人での活動をがんばっていこうと思います」

Rolling Stone Japan 編集部

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