スタンディングロック居留地で続く闘い ソーラーパワーに向けられる部族アクティビズム

2016年にスタンディングロック居留地で起きた抗議運動は、ネイティヴアメリカンが4年に渡り苦しめられてきたと主張する問題に対し、世界中の注目を集めた。(Photo by Jessica Rinaldi/The Boston Globe/Getty Images)



2019年3月、ブレイクはビズマークのユナイテッド・トライブズ・テクニカル・カレッジで、4日間に渡るソーラー関連の職業訓練コースを開講した。コースには定員以上の応募があったという。「スタンディングロックでの抗議運動後、修復すべきことが多く出てきた」とソーラーテクノロジー企業のライトスプリングの共同創業者であるジェームズ・カムバイツは言う。同社はノースダコタに本社を置き、同職業訓練コースも後援した。「あらゆる違いを乗り越え、この地球上で生きていくための持続可能な方法を見出すべきだ」

バッケン油田の中心部に、ネイティヴアメリカンの3種族が暮らすフォート・バートホールド・インディアン居留地がある。同居留地では、リサ・ドゥヴィルが夫ウォルター・ドゥヴィル・シニアと共に環境保護団体フォート・バートホールド・プロテクターズ・オブ・ウォーター・アンド・アース・ライツの運営を支援している。2014年7月、100万ガロン(約3万1500トン)の石油産業の廃棄物がパイプラインから漏れ出し、渓谷を通って部族が飲用水を採取する主要な貯水池に流れ込んだ。デューク大学の研究員らが2016年に発表した論文によると、土地へ流れ出した廃棄物には重金属や放射性物質が含まれたという。「7月4日の週末中ずっと流れ続けた」とドゥヴィルは言う。「私たちの小川や取水口に流れ込んだだろうか? 私たちにはわからない。ずっと私が問い続けている疑問だ」。ベアーズによると、最近あるフォート・バートホールドのコミュニティから連絡があり、ソーラーアレイの設置を懇願されたという。

「我々の言い伝えによると、その昔ある呪術師の集団が会合を開いた」と、気候変動問題活動の若きリーダー的存在で、活動団体インディジャナイズド・ユースを率いるケンドリック・イーグルは言う。「呪術師は、今後7世代の内に世界中の若者が結束してひとつのムーヴメントを立ち上げ、変化を巻き起こすと予言したという。それは正に我々のことだ」
  

Translated by Smokva Tokyo

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