Uberと間違えて乗車した米女子大生、誘拐され殺害

Columbia Police Department

米国21歳のサマンサ・ジョセフソンが最後に目撃されたのは、Uberの手配車と間違えて黒のシボレー・インパラに乗車する姿だった。その後、彼女は遺体となって発見された。

米国現地時間3月30日金曜日の早朝、サウスカロライナ大学の学生サマンサ・ジョセフソン(21歳)は、友人たちと夜遊びを楽しんだあと、Uberで午前2時に車を手配した。監視カメラに残っていた記録では、彼女が最後に目撃されたのはコロンビアの繁華街で黒のシボレー・インパラに乗車する姿だった。彼女はこの車が手配車だと信じ込んでいたが、実はそうではなかった。

翌3月31日土曜日、コロンビア警察署長スキップ・ホルブルックは、クラレンドン郡で七面鳥猟をしていたハンターによってジョセフソンの遺体が発見されたと発表した。ここはコロンビアから南東に65マイル(約105キロ)にある農村地帯だ。

ホルブルックはジョセフソンの死因を明らかにしなかったが、彼女の殺害に関与したと思われる容疑者ナサニエル・デヴィッド・ローランド(24歳)を逮捕したと発表した。ローランドの容疑は殺人と誘拐だ。

ホルブルックの報告によると、ジョセフソンは自分が手配したUber車と間違えてローランドの車に乗り込み、彼女が自分の間違いに気づいて車を降りようとしても、ローランドはチャイルドロックを作動させて下車を阻んだ。Uberにコメントを求めたところ、彼らはローリングストーン誌にUberの代理人が書いたブログを参照するように伝えてきた。このブログにはウーバーの法務機関がまとめた最善慣行が記載されている。例を挙げると、乗車前に運転手の名前とナンバープレートをダブルチェックすることなどだが、今回の事件の詳細に関しては警察に確認するようにということだった。

金曜日の午後、ジョセフソンの友人たちは彼女から連絡がないことを不審に思い、彼女が行方不明になっていると警察に通報した。その数時間後、ハンターから警察署に連絡があって彼女の遺体が発見された。「服装などの詳細をハンターに伝えると、その遺体が行方不明者だとすぐに判明した」と、ホルブルックが記者会見で語った。

監視カメラの記録映像を確認したあと、土曜の朝にシボレー・インパラを運転しているローランドを見つけた警察は、ローランドの車を路肩に誘導して停めた。当初ローランドは逃走を図ったが、ほどなく警察に取り押さえられた。この車を捜査したところ、トランクと後部座席から血痕が見つかり、のちにジョセフソンの血痕と判明したのだった。

逮捕時にローランドの車に同乗していた女性も尋問したが、ジョセフソン殺害時にその女性は一緒にいなかったと警察が見ていることを報道担当者が教えてくれた。

土曜日の朝、ジョセフソンの父親セイモアがFacebookに悲しみに溢れた文章を投稿して娘の死を伝えた。「今後生きている限りは愛する娘の不在を悲しむことだろう。サマンサはもう私たちの側にはいないが、その存在が忘れ去られることは決してない。これを書いて投稿するのは本当に辛いが、私は娘を心から愛している」と。

ジョセフソンはサウスカロライナ大学で政治学を専攻しており、入学を認められていたフィラデルフィアのドレクセル大学ロースクールへこの秋から進学する予定だった。ニュージャージー州ロビンスビル出身で、ロビンスビル学区が出したコメントによると、彼女は故郷の友人たちに「サミィ」と呼ばれており、彼女の「空気感染する微笑みと直接感染する笑い声」で愛されていた。

サマンサの葬儀は4月3日に実家のあるニュージャージー州で営まれる。

Translated by Miki Nakayama

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