ローリングストーン誌読者投票「ラモーンズのベスト・アルバム」トップ10

1976年8月、サンタモニカにて:1976年8月カリフォルニア州ロサンゼルスでポーズをとるロックンロール・バンド、ラモーンズのジョニー・ラモーン、トミー・ラモーン、ディー・ディー・ラモーン、ジョーイ・ラモーン(写真左から)。Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images


9位『アニマル・ボーイ』

ラモーンズがブレイクする可能性がほぼ皆無であろうことは1982年までに明白となっていた。10年間で9枚のアルバムをリリースしたが、彼らは新人バンドたちのようにライブハウス界隈で演奏する日々を続けていた。しかし、彼らは前に進み続けた。『アニマル・ボーイ』のハイライトは西ドイツのビットブルク墓地を訪れたロナルド・レーガンをこき下ろした「ハンギング・アップサイド・ダウン」と故シド・ヴィシャスを称賛した「ラヴ・キルズ」である。前者は生涯、共和党支持者であったジョニー・ラモーンを怒らせ、彼とジョーイの間にはさらなる亀裂が生まれた。

8位『サブタレイニアン・ジャングル』

1980年代初期のポップ寄りの作品で人気を獲得することに失敗したラモーンズは1983年の『サブタレイニアン・ジャングル』で彼らのパンクのルーツに回帰した。このアルバムのハイライトはディー・ディーとジョニーによって書かれた狂乱的な『サイコ・セラピー』である。「ハードコアの曲をやってハードコア・ファンたちに俺たちが誰よりも速くプレイできるってことを示したかったんだ。誰も俺たちより速くプレイすることはできない」とジョニーはローリングストーン誌に語っている。この曲はブラック・フラッグやサークル・ジャークスのようなバンドへの挑戦であったがアルバムの他の曲はザ・チェンバース・ブラザースの「タイム・ハズ・カム・トゥディ」やザ・ミュージック・エクスプロージョンの「リトル・ビット・オブ・ソウル」のようなカバー曲が占めている。。

7位『ブレイン・ドレイン』

あまり記憶に残らないアルバムを立て続けにリリースしていたラモーンズは1989年の『ブレイン・ドレイン』で一時的にその形を取り戻した。リード・シングル「ペット・セメタリー」はマイナー・ヒットとなりモダン・ロック・チャートで4位を記録したが、アルバム1曲目の「アイ・ビリーヴ・イン・ミラクルズ」がラモーンズの最もパワフルな曲の1つとみなされるようになり、パール・ジャムなど多数のバンドにカバーされている。これによってラモーンズは返り咲くかと思われたが、その後ほどなくしてディー・ディーが結果的に失敗することとなるラップの道を追求するために脱退した。その結果、1990年代はバンドにとって不遇の時代となった。

Translated by Takayuki Matsumoto

タグ:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE