キース・リチャーズ独占取材「次のツアーが最後になるかもしれない」

2019年春、アメリカでスタジアムツアーを開催するザ・ローリング・ストーンズ。キース・リチャーズがローリングストーン誌の取材に応じた。(Photo by Paul Zinken/picture alliance via Getty Images)



ースタジアムのどういうところが好きですか? アリーナでのライブとの違いは?

両方好きだよ。天気がよくて、風があまり強くないときはスタジアムで演奏するのは最高だ。なんだか、神の手の中にいるような気分になる。屋外の制御された環境で演奏するのも好きだ。でも、野外でのライブにはリスクもある。死ぬほど雨が降ることもある。

ーギターを演奏することで何を得ていますか? 演奏の原動力は?

生活がかかってるから(笑)。まあ、それが俺の仕事だからな。5万人のオーディエンスを寄こしてくれたら、そこが俺たちのホームになる。バンドのみんなもそうさ。ロニー(・ウッド/Gt)と俺はライブの前によく言うんだ「さあ、ステージで平和と静けさを味わおう」って。

ーさすがです。ブルースミュージックが芸術の形として次の世代に受け継がれていくと思いますか?

もちろん。新しいブルースプレイヤーもたくさんいると聞いてるよ。ブルースは絶好調だ。素晴らしいプレイヤーも何人かいる。名前は忘れたけど、いいバンドも知ってるよ。ブルースは音楽に欠かせない要素なんだ。それが失われることはない。

ーゲイリー・クラーク・ジュニアの新作も最高ですよ。

だろ? そうなんだ、クラーク・ジュニアは最高だ。

ー同じノー・フィルター・ツアーではありますが、またメンバー揃ってリハーサルを行うわけですね。これまでのレグとはまったく異なった内容になりそうですね。

曲順も変える。いろんなことを試してみるよ。ミックは決まった曲に対していくつもの演出を考えているから、いろいろ試す必要がある。来年の4月にはバンドと機材のコンディションを最高の状態に持っていく。

ー前のツアーではほぼ毎晩「ライク・ア・ローリング・ストーン」を演奏していましたが、その理由を教えてください。

最高の気分だったんだ。ミックも楽しんでいた。とくに最後のハープの部分でね。まあ、それで演奏が少し長引いてしまうんだけど、いい曲だ。ボブ・ディランには脱帽せずにはいられないね。名曲だよ。



ーヨーロッパでは珍しく「シーズ・ア・レインボー」を演奏しましたね。

なんだか不思議だよね。だってこの曲はオルゴールみたいだから。でも、いろんなことを試そうとしていた時代ならではの曲なんだ。それに、オルガニストのニッキー・ホプキンスが最高に美しい作品に仕上げてくれた。

ー「Sweet Virginia」と「Dead Flowers」も演奏しました。アメリカツアーではどの曲を演奏しますか?

前回のツアーから提案してるけど、なかなか実現できずにいるのがソロモン・バークと一緒にやった「Cry to Me」なんだ。これはぜひフルバージョンでやってみたい。まあ、どうなるかだな。


Translated by Shoko Natori

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