マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィンが語る「人生を変えたギター」

フェンダー・ジャズマスターを愛用する、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズ(Photo by Tessa Angus/Fender)



ーどの程度出来上がっているのでしょう?

完成にはまだ遠いね、半分程度ってところかな。新しいEPは、これまでよりも開放的でポジティヴなトーンにしたいんだ。だからこそ夏に出したかったんだけど、予定通りに進まなくてね。でも急いで仕上げるのは良くないから、9月末までに完成させられたらと思ってる。ツアーのせいでレコーディングが中断されてしまったからね。

ー新作はどういう方向性になるのでしょうか?

言葉で説明するのは難しいね。当初は曲同士をクロスフェードさせて、全体で1曲みたいな構成にしようと思っていたんだけど、もっとオーソドックスなタイプの曲が自然に生まれてきたんだ。ウォームでオーガニックなものがね。僕はいろんなものに影響を受けるから、最終的にどうなるかはわからないけどね。

今後は数年間隔で作品を発表し続けたいと思ってるんだ。アルバムを出したきり、5年とか22年とか沈黙するんじゃなくてね。今はアイデアをたくさん抱えてて、全部形にしようとするとアルバム3枚分くらいになるんじゃないかな。

ーどのアイデアを形にするかを決めることが課題のひとつだと。

そうだね。温かみのある曲が手元に4〜5曲あって、それをまとめてEPとして発表しようと考えてたんだ。でも僕は絶えず曲を書き続けてるからね。去年のクリスマスにアイスランドで開かれたシガー・ロス主催のイベントに出演したときは、僕が一人で書いたストーリーテリング風の曲を演ったよ。もちろんバンドとのリハーサル中に、ジャムセッションから曲が生まれることもある。試してみたいことがとにかく多すぎるから、少し整理しないといけないんだ。

もしかしたら7〜8曲を収録して、アルバムと呼べるものにするかもしれない。ウォームな曲群と、あまりウォームじゃない曲を混ぜてね(笑)個人的に今はもっと温かみのある曲を書きたいと思ってるんだけどね。最終的にどういう作品になるかは、現時点では未定だよ。

ーどのようなサウンドを追求しているのでしょうか?

ついこないだもスタジオに入ったんだけど、その時はあるヴォーカルのメロディにシンプルなドラムを乗せたアコースティック調の曲をやった。(ギター&ヴォーカルの)ビリンダ(・ブッチャー)が歌って、僕がそれとは真逆の方向性のギターを重ねた。ザ・バーズっぽいギターや、スージー・アンド・ザ・バンシーズっぽいところがあるかもしれない。パブリック・イメージ・リミテッドとスージー・アンド・ザ・バンシーズとバーズがジャムったかのような曲なんだ。そこに僕のギターが乗っかるわけだから、もちろん完全に別物なんだけどね。

試したいアイデアがたくさんあるっていうのは、すごくポジティヴな状態だと思うんだ。何か案が浮かんだら、数カ月間寝かせた上で取り組んでみるようにしてる。結果的にどういうものが生まれてくるかは、そのときになるまで分からないけどね。



SONICMANIA 2018
日程:2018年8月17日(金)
東京:幕張メッセ
開場 PM20:00 / 開演 PM22:00
http://www.sonicmania.jp/2018/

Translated by Masaaki Yoshida

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE