マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィンが語る「人生を変えたギター」

フェンダー・ジャズマスターを愛用する、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズ(Photo by Tessa Angus/Fender)



ー所有しているジャズマスターの数は?

12〜14本くらいかな。質のいいものばかりじゃないんだけどね。

ー『ラヴレス』のレコーディングでは、ビル・キャリーから借りたギターを使ったのでしょうか?

そうだね。でも89年にロサンゼルスで買った自分のジャズマスターも使ってる。59年製で、64年に塗装し直されてるモデルさ。他にも(フェンダーの)ジャガー、あと日本製のギターなんかも使ったね。

ー間もなく始まるアメリカツアーはどういった内容になるのでしょうか?

以前よりも長めに演奏する予定なんだ。セットリストに新たに数曲加えたからね。でも2時間以内には収めるつもりさ。新旧の曲を織り交ぜた、バラエティに富んだ内容になる予定だよ。

ー「ユー・メイド・ミー・リアライズ」のノイズの部分をフルに再現するというプランには変わりありませんか? 考え直すかもしれないと去年発言されていましたが。

もちろんやるよ。あの部分は即興だから、どの程度の長さになるかは気分次第だけどね。つまんないなって思ったら、すぐやめてしまうかもしれない。多かれ少なかれ披露するのは確かだよ。

ー先日行われたヨーロッパツアーでは、『ラヴレス』と『イズント・エニシング』の曲を数多く披露されていました。

僕らはたまにしかツアーに出ないから、古い曲を演っても新鮮に感じるんだ。2008年にセットリストに入れ始めたんだけど、(活動を休止した時点で)『ラヴレス』の曲群は半年くらいしか演ってなかった。それからバンドは活動休止状態になったからね。だから2008年のツアーで久々に演奏したときは新鮮だったよ。2013年は精力的にライブをしたけど、十分に間隔を空けてたからフレッシュな気分で臨むことができた。来年の暮れまでは点在的にライブの予定が入ってて、どういう内容になるかはその時の気分次第だけど、新曲をたくさん演るってことは間違いないよ。今回のアメリカツアーでは、レコーディング前の新曲を披露する予定なんだ。

ーヨーロッパツアーでも新曲を披露されていますが、タイトルは未定となっていますね。

あれはレコーディング前の新曲の一つで、タイトルはまだ決まってないんだ。歌詞が書き上がるまではタイトルを付けないっていうのはよくあることだよ。あの曲はリハーサルを重ねるうちに生まれたんだ。新しいEPに収録するかどうかはまだ決めてないけどね。ライブでやってみて様子を見てるところだよ。

ーレコーディングの進捗具合はいかがですか?

進んでるよ、EPを出すつもりなんだ。当初の予定では既に出てるはずだったんだけどね、いろいろあって遅れてしまってる。EPを2枚出すか、それともミニアルバムとして発表するか、まだ決めかねてるんだけどね。いずれにせよ、今年中に何かしらのリリースがあることは確かさ。

ー断言すると?

その通りになるとは限らないけどね。僕の発言が当てにならないってことは、これまでの活動で証明されてるからさ。遅かれ早かれ作品は出るよ。いや敢えて断言しておこう、今年中には必ずEPが出る。

Translated by Masaaki Yoshida

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