レニー・クラヴィッツが語るプリンス:「彼は師であり親友、自分の一部が死んでしまったみたいだ」

レニー・クラヴィッツはプリンスとの長年にわたる友情を振り返り、共に過ごした時間の素晴らしい記憶を我々に語ってくれた。


アルバムですべての、あるいはほとんどすべての楽器を彼自身がプレイしていたのは、すごく参考になったよ。その時高校生で、ギター、ベース、ドラムス、キーボードをプレイしていたから、大きな影響を受けたね。スティーヴィー・ワンダー、ポール・マッカートニーの最初のソロ・アルバムみたいに。トッド・ラングレンもさ。すべての楽器を演奏できる人たちは、楽器たちを驚くような方法で結びつけることができるんだ。一つの帯のような音になる美しさがあるよ。

初めて自分のデモ・テープを持ってヴァージン・レコードを訪れた時、5分間だけの面接を受けさせてもらえたんだ。レコード会社との契約が欲しかった時で、もう『レット・ラヴ・ルール』も書いていた。ジェフ・エイロフ、ジョーダン・ハリス、それとナンシー・ジェフリーズが、5分間だけ面会の時間をくれた。金曜日だったし、彼らは帰ろうとしていたところだったんだ。彼らは聴きながらあれこれと書き付けていた。後で知ったのだけれど、彼らの一人は「プリンスとジョン・レノンの融合」と書いてくれていたんだ。

それがきっかけとなって俺とプリンスとの縁が生まれた。もちろん、俺は黒人のマルチ・インストゥルメンタリストで、周囲の人々もそこを取り上げようとしていた。俺らはやり方は異なるけれども、2人には共通するコードがあった。それが友人同士になれた理由の一つだね。『レット・ラヴ・ルール』が世に出た後、電話をくれて、彼のL.Aのスタジオに来ないかと誘われた。そこからずっと続く友情が生まれたんだ。

最初に彼が電話してきた時、彼が俺の音楽を知っているってことにすごく興味があったし、心の底から光栄に感じた。L.A.のサウンドステージのような場所で、大勢の関係者が取り巻いていた。何が起こっているのかよく分からなかったけど、彼はこんなにでっかい椅子に座って、いつもそうしているように御前会議を開いているようだった。俺らは会話をし始めたけど、それはとても気楽なものだった。彼はとても親切に接してくれた。その後、一緒に世界中を旅したんだ。パリ、ニューヨーク、アムステルダム、ミネアポリス、マイアミ、彼が行くところは場所を問わなかった。お互いに溶け込み、音楽をプレイした。

Translation by Kise Imai

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