レニー・クラヴィッツが語るプリンス:「彼は師であり親友、自分の一部が死んでしまったみたいだ」

レニー・クラヴィッツはプリンスとの長年にわたる友情を振り返り、共に過ごした時間の素晴らしい記憶を我々に語ってくれた。


でもプリンスの頼みだから承諾した。プライベート・ジェットをチャーターして、自分のギターと何人かを積み込みミネアポリスへ飛んだ。着陸した時に目に写ったのは一面の雪景色、銀世界だ。寒かった。ホテルにチェック・インしてペイズリー・パークに向かった。「来たよ。さあ、取り掛かろう。今夜は何時から?」と聞くと、プリンスは「知らないな。即興でやろう」と言った。彼のバンドは仕上がっていた。ステージのスタッフや、映画スタッフもいた。しばらくスタジオでぶらぶらしてから、彼のアパートに移動した。「いったい何時からなんだろう?」ってずっと考えていた。



2日経った。彼はずっと寝かせてくれなかった。気が遠くなりそうなのをこらえて、演奏するのを待ち続けていた。くじけて倒れそうだったよ。とうとう眠りに落ちたその時、「おい。始めるぞ」って起こされた。「これから?」って言ったら、「そうだ、今すぐだ。さあ、ギターを持って。始まるんだよ!」だって。本当のことだよ。ビデオを見たら分かると思うけど、俺はちょっと外れていて元気がないんだ。声もイマイチだった。言い訳するつもりはないけど、2日も寝てなくて、やる気が削げていた。こう思ったよ。「こいつはヴァンパイアだ!なぜ寝なくても平気なんだ?」ってね。彼ほどのエネルギーを持つ人間に会ったことがない。

Translation by Kise Imai

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