ザ・ストラッツの話では、シングル『クッド・ハヴ・ビーン・ミー』は、何年か前に彼らが方向性を見失った時の経験から思いついたという。バンドはひどいレコード契約にサインし、ファッション・スタイルやサウンドを変えるよう要求された。「あのレーベルは「お前たちはバスティルみたいになって、何曲かはフロアタム1個叩けば良いだろう」と考えていたんだよ」とスピラーは語る。「俺たちはまさに「自分たちが本当に信じることをやり続けるのか?それとも、同世代の他のバンドがしているようなことを追求した方がいいのか?」という岐路に立っていた。そして「ふざけんな。俺たちが何者であるかということについて、この曲を使ってより一層はっきり表現してやろう」と決めた。俺が常にひとつのものにこだわってきたのは、それを100%信じているからさ」。
米ローリングストーン誌1257号(2016年3月9日発売)より
The Struts
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