スティーヴン・スピルバーグ映画人気ランキング


8位『ジュラシック・パーク』

生きた恐竜のテーマパークを描いたマイケル・クライトンの小説は、1990年に出版される前から、すでに映画化権を巡って熾烈な争いが繰り広げられていた。適した人材が手がければ、『ジュラシック・パーク』が大ヒットするのはハリウッドの誰が見ても明らかだったわけで、スティーヴン・スピルバーグをおいてほかに託すべき人などいただろうか? 映画の真の主人公は恐竜たちだと気づいたスピルバーグは、サム・ニールとジェフ・ゴールドブラムのほかに知名度のある俳優はキャスティングしなかった。1993年のCGI技術はまだ相対的に粗かったが、スピルバーグのチームは後々まで語られるほど背筋の凍るシーンを描いてみせた。スピルバーグは、期待はずれとなった1997年の続編も監督。しかし、その後の2作品はメガホンを譲った。『ジュラシック・パーク III』は駄作だったが、今年初めに公開された『ジュラシック・ワールド』はシリーズに再び素晴らしい活気をもたらし、世界興行収入は歴代第3位に。これは『アバター』『タイタニック』に次ぐ記録で、つまり私たちはまだまだ『ジュラシック』シリーズ新作を見ることになりそうだ。


7位『プライベート・ライアン』


スティーヴン・スピルバーグはフィルムメイカーとしての50年のキャリアの中で、多くの優れたアクション映画を監督してきた。しかし、ノルマンディー上陸作戦を再現した『プライベート・ライアン』の、27分に及ぶオープニングシーンに勝るものはない。この一連のシーンだけで、スピルバーグの2度目のアカデミー賞監督賞受賞は確約されたも同然だった。だが、これはあくまで導入部だ。映画は、オマハビーチでの激闘の後、ひとりの生き残り兵士を探すドラマに焦点があてられている。トム・ハンクス、マット・デイモン、トム・サイズモア、エドワード・バーンズ、ジョヴァンニ・リビシといった素晴らしいキャストが結集。第2次世界大戦映画の傑作のひとつであり、世界興行収入4億8100万ドルを記録した。

Translation by Sayaka Honma

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