スティーヴン・スピルバーグ映画人気ランキング


6位『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』

『1941』によるスティーヴン・スピルバーグのキャリア急降下の懸念は、2年後、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』公開ですぐさま払拭された。1936年を舞台に、十戒の石片を収めた聖櫃の在処を巡って、ナチスと対決する考古学者の物語はまさに傑作で、批評家と観客の双方から支持を集めた。『レイダース〜』は、ハリソン・フォードがハン・ソロばかり演じるわけではないことを証明し、完成度にかなり差のある3本の続編に出演した。現在はディズニーが作品の権利を有しており、シリーズが続行することは間違いないと見られるが、ハリソン・フォードが関与するかは定かではない。


5位『激突!』


スティーヴン・スピルバーグは20歳を超えたばかりの頃、ユニバーサル・スタジオの編集部門で無給のインターンとして働き始めた。そこで短編『アンブリン』を手がけて実力を認められ、TVドラマ、やがてTV映画を監督する機会を与えられた。彼の最初のTV映画は、1971年の『激突!』。田舎のハイウェイで、ひとりの男がトラック運転手に追いかけられるという、リチャード・マシスンの短編小説が原作だ。ABC局のTV映画専門番組に向けて作られた作品で、撮影期間はたったの13日。翌年、拡大版が劇場公開されるにあたり、数シーンが追加撮影された。超低予算かつ2週間足らずで完成させたこの青年の手腕にハリウッドは感嘆し、彼が活躍するチャンスは劇的に増えていった。


4位『未知との遭遇』


スティーヴン・スピルバーグは『JAWS/ジョーズ』の続編ならすぐに撮ることができただろう。続編で彼は、かなりの財産を築けたはずだ。しかし、彼はまだ同じことを繰り返して大金を受け取る心境ではなかった。代わりに、スピルバーグは『JAWS/ジョーズ2』の監督をジュノー・シュウォークに託し、自分はUFOに遭遇するインディアナ州の電気技師(演じたのは『JAWS/ジョーズ』のリチャード・ドレイファス)の物語に専念した。映画は『スター・ウォーズ』の数カ月後に公開されたため、観客はこの素晴らしいSFストーリーにすぐさま反応し、世界興行収入は3億ドルを突破。しかし5年後、スピルバーグが再び製作したエイリアン映画は、この数字さえも上回る大ヒットを記録した。

Translation by Sayaka Honma

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