スティーヴン・スピルバーグ映画人気ランキング


3位『E.T.』


『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』に次ぐ新作を撮ることは、どんな監督にとってもほとんど不可能に近い難業だ。しかし、観客がインディアナ・ジョーンズと出会ったわずか12カ月後、スピルバーグはほとんど二言くらいしか話せない、シワだらけの迷子のエイリアンをお披露目した。スマッシュヒット確実の要素には見えないかもしれないが、スピルバーグは『E.T.』にあふれる愛情を注ぎ、観客はエイリアンがエリオットと自転車で飛び、故郷の星に帰るのを見るために、何度も繰り返し劇場を訪れた。映画は誰もが知る社会現象となり、スピルバーグをハリウッドにおける最も成功した監督として決定づけた。


2位『シンドラーのリスト』


993年の夏に『ジュラシック・パーク』が公開される頃、スティーヴン・スピルバーグはすでにポーランドで『シンドラーのリスト』に着手していた。ホロコーストに関する感動的な物語はそう多くないが、スピルバーグはドイツ人実業家が、あらゆる力を行使して1000人を超えるユダヤ人をガス室から救った実話に焦点をあてた。硬派なモノクロ映画で、ホロコーストの残忍なシーンを数多く再現しているが、歴史における最悪の時期にさえ真に高潔な人物が存在したことを描き出している。本作はアカデミー賞作品賞を受賞し、スピルバーグに初の監督賞をもたらした。


1位『JAWS/ジョーズ』


この投票は圧勝だった。『JAWS/ジョーズ』が第2位作品の2倍の数を集めたが、これは当然だ。製作過程では機械仕掛けのサメが故障したり、悪天候だったり、実際の海で撮影する際に付き物の数えきれない懸案事項に直面するなど問題山積だったが、ざっくり言えば『JAWS/ジョーズ』は完璧な作品である。サメの問題は、スタッフらがスクリーンでサメの姿をほとんど見せぬようスピルバーグを説得し、その不在がかえって恐怖をあおって結果的に思わぬ幸運となった。スピルバーグのキャリアを永遠に変えた映画であり、今でも多くの人がサメに食べられるのを恐れ、海に足を入れることができない。

Translation by Sayaka Honma

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