マジック!フロントマンが語る、大ヒット曲『ルード』の影響と新譜にかける思い

By DAN HYMAN
2014年の『ルード★それでも僕は結婚する』がメガヒットした後、何が起こったのか語る、マジック!のシンガー、ナスリ・アトウェ(左から2番目)(Photo by Jeff Forney)
2014年に大ヒットソング『ルード★それでも僕は結婚する』で一躍有名になった、マジック!のナスリ・アトウェが、バンドの存続をかけたセカンドアルバム『プライメリー・カラーズ』について語る。

マジック!は、控えめに進んでいこうなどとは思っていない。レゲエポップ・バンドである彼らは、2014年にシングル『ルード★それでも僕は結婚する』(以下、『ルード』)で、爆発的なデビューを果たした。このシングルは、数百万枚を売り上げてビルボード・ホット100で1位を獲得し、夏のラジオ・アンセムとして至る所で流され、関連のパロディ動画もインターネット上に多数アップされた。この曲の成功により、特に曲の陰に隠れていたカナダ人ミュージシャンの4人には、彼らがこれから大ブームを起こす存在になるという確実な可能性がもたらされた。だが、つい先日の夜、シンガーのナスリ・アトウェは、シカゴ中心街のレコーディング・スタジオのソファでくつろぎながら、「俺たち4人は『ルード』よりもはるかにすごい存在だ」と主張した。

思いがけずヒットしたシングルや、その後でリリースされたデビュー・アルバム『ドント・キル・ザ・マジック』のために実施したバンドのプロモーション行脚やワールド・ツアーは、果てしなく続くかのように思われ、特にその期間は、この曲を歌うことが大きな負担になっていたとアトウェは語っている。「ダンシング・モンキーみたいだと感じるようになった」と、賑やかな雰囲気の新曲『ダンス・モンキー』を引き合いに出しながら、バンドのニュー・アルバム『プライメリー・カラーズ』について述べている。「俺はあまり気にしないタイプだから、毎回、シングル『ルード』を歌うのを楽しんでいた。でも、同じ曲を毎日繰り返し演奏していると、そういう気分にもなるよ。クリエイティヴな人なら特にね」


2014年に大ヒットした『ルード★それでも僕は結婚する』

マジック!は今、ニュー・アルバムで次のステップに進みたいと願っており、7月1日発売の『プライメリー・カラーズ』は、バンドが成功を収めたレゲエポップ・サウンドでさらに勝負に出ている。このアルバムは、ショーン・ポールをフィーチャーしたリード・シングル『レイ・ユー・ダウン・イージー』で注目されているが、アバを彷彿とさせる『グロリア』やアコースティック・バラードの『ノー・リグレッツ』など、より多様な音楽分野も探求されている。ナスリは、シカゴの大手ラジオ局でニュー・アルバムから厳選した曲をいくつか披露した後、ローリングストーン誌のインタヴューに応えてくれた。マジック!のニュー・アルバムがバンドの全体像を示すものとなり、『ルード』が長いキャリアパスにおける最初のステップにすぎなかったことを証明するものになると信じる、彼の強い思いを語ってくれた。
Translation by Shizuka De Luca

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