SUM 41のデリック・ウィブリーが、初代マネージャーから受けていた虐待的体験について口を開いた。【画像】触る、舐める、挿れる、極悪非道なレイプ犯SUM 41のフロントマンは今月8日に出版された回顧録『Walking Disaster』の中で、バンド結成初期に最初のマネージャーだったグレイグ・ノリから身体を触られ、性的虐待と言葉の暴力を受けていたと主張している。
「このことはずっと墓までもっていくつもりだった。一切公言する気はなかった」とウィブリーはローリングストーン誌に語った。「本の執筆にとりかかたところで、『自分に正直にならないわけにはいかない』と感じたんだ」。
ロサンゼルスタイムズ紙も報じているように、ウィブリーは回顧録でSUM 41がノリとタッグを組んだきっかけを詳しく綴っている。カナダのパンクバンドTreble Chargerのフロントマンだったノリは当時34歳、ウィブリーは16歳だった。ウィブリーの話では、バンドメンバーに初めて酒の味を教えたのもノリだったそうだ。やがてノリは徐々に、音楽業界の先輩から支配的で虐待的なボスへ変貌したという。
ウィブリーの主張によれば、18歳だった当時レイヴの会場で、トイレで一緒にエクスタシーをやろうとノリに誘われた。トイレに入るや、ノリはウィブリーの顔を掴んで「熱い」キスをしてきたと本には書かれている。ウィブリーが驚くと、ノリは今まで同性に惹かれたことは一度もない、俺たち2人は「とても特別だ」と言ったそうだ。
時の経過とともにウィブリーは元マネージャーとの身体接触を忘れようとしたが、逆にノリはウィブリーを「ホモ嫌悪症」呼ばわりしたり、お前のキャリアを後押しした「恩を忘れるな」と言ったという。
ロサンゼルスタイムズ紙によると、ノリとウィブリーの共通の友人が事の次第を知ったことで、性的アプローチはストップした。性的な虐待は止まったものの、ノリはその後もバンドに虐待的な態度を続け、共同作曲者としてクレジットするようバンドに強要したり、頼み事への返事を再三すっぽかしたりしたという。2005年にノリが解雇されて以来、ウィブリーは連絡を取っていないそうだ。
「いざグレイグ・ノリのことになって、『これも話さなきゃだめか?』と思った。でも話さずにいられるか? 7年間のすべてと密接に絡んでいるんだから」とウィブリーはローリングストーン誌に語った。「話さなかったら、嘘をつくことになる」。
ローリングストーン誌はノリにコメント取材を申請したが、すぐに返答は得られなかった。