Absolute area山口諒也と606号室円花が語る、楽曲制作へのこだわり、2マンへの想い

左から、Absolute area、606号室

Absolute areaが主催する2マンライブシリーズ『ふたりのり』が7月26日に代官山SPACE ODDにて開催される。

今年は3月にHalt time Old、5月になきごとと対峙してきたが、締めくくりとなる7月にゲストとして迎えたのは新進気鋭のピアノロックバンド、606号室。ただ、これまで何か接点があったというわけではなく、リードギターならぬリードピアノが引っ張るサウンド感や活躍の場を広げ続ける勢いに興味を惹かれてのオファーということもあり、Absolute areaからフロントマンである山口諒也、606号室からはピアノで格別な彩りを生み出す円花による対談を行った。

バンドとして注目を集めるキッカケが共通していたり、円花は以前からAbsolute areaの熱心なリスナーであったり、向き合ってみれば互いに頷き合う場面も多く、より白熱した2マンになることを期待させる語り合いになったことは間違いないだろう。

―まず、お互いの印象についてお話していただけますか?

山口:606号室さんはめちゃくちゃ勢いのあるバンドだなと思っていて。Eggsというインディーズバンド音楽配信サイト、606号室さんもやってるじゃないですか。そこのランキング上位にいたのも見たことがあるし。僕らも高校生のときにEggsで楽曲を上げたりしてて、「ひと夏の君へ」はそこから広がったんですよ。だから、勝手に似てるなとも感じていて。しかも、606号室さんは結成して2年ぐらいですか?



円花:はい、2年半になりました。

山口:凄い勢いだな、と。1回、サーキットイベントで下北沢CLUB 251に出演されてるのを観に行ったんですけど、人が凄すぎましたね。もちろん、悔しいなと感じたけど(笑)、凄いなと思いました。

―円花さんは以前からAbsolute areaを聴いてらっしゃったんですよね。

円花:高校生のときに「ドラマチックサマー」を知ったんです。大学生になって楽曲を作ろうとしたとき、ピアノが入ってる曲を学びたくて「ドラマチックサマー」を参考にさせていただいたりもしました。Absolute areaさんはめちゃくちゃ好きな曲調が多いんですよ。「カフネ」のサビとか「僕が最後に選ぶ人」のサビで半音ずつルートが上がっていくところがあるんですけど、そこのコード感もめちゃくちゃ好きです。

山口:めっちゃ嬉しいですね。







―山口さんはピアノが入っているバンドを積極的に聴いたりもされるんですか?

山口:僕は音楽的ルーツがミスチルだったりするので、だいたいピアノが入ってるみたいなところもあり、やっぱり好きですね。しかも、606号室さんはメンバーにピアノがいるというのが羨ましくて。僕ら、ライブではサポートメンバーとしてキーボードを加えてるんですけど。

Rolling Stone Japan 編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE