テディ・スウィムズが語る、5億回再生突破した「Lose Control」を生んだジョージアの魂

テディ・スウィムズ

昨年リリースされたデビューアルバム『I've Tried Everything But Therapy (Part 1)』収録曲「Lose Control」がBillboard Hot 100で2位、全世界で5億再生回数を超えるヒットを記録している米アトランタ出身のシンガーソングライター、Teddy Swims(テディ・スウィムズ)。高校生の頃から様々なジャンルのバンドを経験してきたというテディの楽曲は、クラシカルなソウル/R&Bのムードを纏いながらも、ロック、ファンク、メタル、カントリー等のエッセンスが感じられる。何より心を奪うのは、情感豊かな歌だ。これまでに、メーガン・トレイナー、イレニアム、MK、BURNS、そしてONE OK ROCKからもその歌声を求められ、コラボレーションしてきたことでも知られるテディ・スウィムズにインタビューした。

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―昨年リリースされたデビューアルバム『I've Tried Everything But Therapy (Part 1)』に収録されている「Lose Control」が大ヒットしています。「君がいないと僕は自分をコントロールができない」という感情が歌われた楽曲ですが、どういったところから生まれた曲なんでしょうか?

テディ:ある年の2月に楽曲制作のための合宿に行きました。当時、付き合っていたパートナーとかなり不健全なライフスタイルを送っていて、共依存関係のようなものに陥ってしまっていました。そこからなかなか抜け出すことができないという葛藤を描いた曲です。恋愛関係は必ずしもポジティブなものではなく、お互いのためにその愛を手放した方がいい場合があるということを歌った曲です。



ーこの楽曲が多くの人に求められた理由をどう捉えていますか?

テディ:自分の音楽に対して正直に向き合って、自分の気持ちを正直に伝えることは、曲を聴いてくれた人の癒しになり、共感を呼ぶのだと思いました。

ーソウルやブルース、ゴスペルの要素が感じられますが、サウンド面ではどんなことを意識しましたか?

テディ:僕は子供の頃からソウルやR&Bを聞いてきたので、魂を込めたソウルミュージックであることを目指しました。

ー他にも様々な音楽に夢中だったそうですが、特に影響を受けたアーティストというと誰になりますか?

テディ:僕が育ったジョージアは、R&B、ラップ、ロックンロール、カントリーといった様々な音楽が盛んで、レジェンドと言われる人たちもたくさん輩出しています。そういった環境もあって、多くの音楽を吸収してきました。シンガーとして一番影響を受けたのはオーティス・レディングです。本当に素晴らしいシンガーです。あと、スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイからも強い影響を受けました。

ーヘヴィメタルも好きだと聞いたのですが、どんなメタルアーティストが好きなんでしょう?

テディ:子供の頃からメタルバンドをやっていました。今一番好きなのはARCHITECTS(アキーテクツ)です。

ーいろいろジャンルのバンドをやる中で、ソロアーティストとして活動しようと思ったのはどうしてだったんですか?

テディ:非常にいい質問ですね。今のソロのスタイルは、自由にいろいろな音楽ができる環境だと実感しています。

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