#KTちゃん、DJ CHARIが語るコラボの裏側 ラップバトルで対戦後に楽曲制作

心の「やるぞ!」スイッチ

ー 確かに、CHARIさんはユニークな動きが多かったですね。ちなみに#KTちゃんに素朴な質問なのですが、前作の「BaNe BaNe」に続いて「MERA MERA」ですけど、なにかタイトリングにこだわりがあるんですか?

#KTちゃん:私、リリックを書くときに、擬音が頭の中にすごい思い浮かぶんですよ。例えば「BaNe BaNe」でもリリックの中に「にゅ〜」とか、「ぱにゃぱにゃ」とか出てくるんですけど。言われたら、何となくイメージができるみたいな言葉。「BaNe BaNe」も高い壁を乗り越えるバネみたいに、「バネバネ ビョーーン♪」って感じで、どんどん連想していきながらリリックを書いていくので、その中でその自分がこれだって思った擬音や言葉遊びのワードチョイスが個人的に好きで、よく使ってます。



ー あんまりそういうラッパーいないので、おもしろいですね。

DJ CHARI:いや、いないですよね。オリジナル。

ー そういえば#KTちゃんはよく聴く他のラッパーっているんですか?

#KTちゃん:すごい好きで聴いてるのは、OZworldさん。独自の世界観があって、それを曲の中で、100%再現してて。聴いている人が入り込む、引き込まれる力みたいなものを感じます。世界観こそ違うかもしれないけど、「#KTちゃんだからこそできる世界観」を私も確立していきたいと思いますね。

ー CHARIさんと一緒に曲を作ってみて、どんな経験になりましたか?

#KTちゃん:「BaNe BaNe」のときにラッパーとコラボをさせていただく機会はあったんですけど、それとはまた全然感覚が違いました。自分だけの価値観じゃない、CHARIさんの客観的な目線が自分の中では新鮮だったというか、こういう乗り方もあるんだな〜って、新しい発見もありながら一緒に作れて楽しかったです。

ー CHARIさんは#KTちゃんと一緒に曲を作ってみて、どんなところを魅力に感じました?

DJ CHARI:やっぱり、堂々とした立ち振る舞いですかね。レコーディングに入ってるときも、なんの迷いもなく録るんですよ。若い子でも、パートごとに小分けにしてRECする人って多いじゃないですか。でも#KTちゃんはバーっと一気に録るから、その時のノリもしっかり曲に反映されるというか。

ーそこはフリースタイルバトルで培った感覚みたいなのがあるんですかね……?

#KTちゃん:なんだろう。心の「やるぞ!」っていうスイッチは結構あるかもしれない。
DJ CHARI:あ〜。でもそれは感じました。どんなときでも諦めないというか(笑)。「やるんだったらやる!」っていう気合がありますよね。「とりあえずやってみよう」に100%を掛けられるみたいなエネルギーがあると思います。



ー そこはバトルを見ていても思いますけど、圧倒的な強みですよね。#KTちゃんはバトルに加え、楽曲制作も始めて、自分の中で大切にしている軸って何かありますか?

#KTちゃん:ソロデビューをしたのはバトルに出た後だったんですけど、その前からリリックは書いていて。なので自分としては、元々アーティストとしてラップをしていきたいっていうふうに思っている中で、バトルに出会ったっていう流れだったんですよ。

ー そうだったんですね。てっきりラップバトルから入ったのかと思っていました……。

#KTちゃん:バトルでも楽曲でもファンタジーな世界観というか、明るい楽しいラップを届けたいっていうことは、自分の中では一貫していて。そこは変わらない軸があります。

<INFORMATION>


「MERA MERA feat. DJ CHARI」
#KTちゃん
配信中
https://ktchan.lnk.to/MERAMERA

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