神はサイコロを振らない・柳田周作が語る、バンド結成秘話と作品作りへのこだわり

そう言いながら、ハイライト メンソールに火を付ける。とにかく曲作りは「産みの苦しみ」によるストレスの連続のため、タバコで一服する時が至福のひとときだ。

「実は禁煙を試みた時期もあったんですけど、その時よりもタバコ吸っている時の方が、ちゃんと声が出るんですよ(笑)。タバコが吸えないストレスを抱えるよりは、吸った方が精神的にもいい気がしていて。もちろん考え方は人それぞれだし、喉が強い人、弱い人がいるので一概には言えません。でも僕にとってハイライトは、音楽活動を続ける上での良き相棒なんですよね」

柳田の自宅にある制作スペースは、現在全てを白で統一しているという。そこに入ったらすぐ作業に集中できる、そんな非日常的空間がコンセプトだ。



「ドラゴンボールに出てくる『精神と時の部屋』みたいな(笑)。床には大理石風のシートを貼ったり、DTM専用のデスクも真っ白いものを注文したりしています。ベランダにはコールマンのインフィニティチェアを置いて、その横に円柱型の灰皿と木製のミニテーブルを設置。制作に煮詰まった時は、サウナの外気浴みたいにチェアに寝そべり、一服しながら夜景を見るのが最高に幸せです。『俺、今東京におるんやな』としみじみ思う時間がとても貴重ですね。そこからきっと、たくさんの名曲が生まれると思います(笑)」

もうすぐ完成予定のニューアルバムをひっさげ、10月には初のホールツアーを予定しているという神サイ。最後に意気込みを聞いた。
「会場の数も今まで以上に多くなり、久しぶりに訪れる場所もあるので楽しみです。大規模なツアーはそのぶんだけドラマもありますから。いいこともあれば大変なこともある、その全てが自分たちの明日への肥やしになるんです」


柳田周作
2015年に吉田喜一(Gt)、桐木岳貢(Ba)、黒川亮介(Dr)とともに「神はサイコロを振らない」を結成。以降ライブハウスシーンのど真ん中で活動を続け、2022年3月にはメジャー1stフルアルバム『事象の地平線』をリリース。今年9月27日には2ndフルアルバムをリリースし、全国8カ所をまわるホールツアーを開催する。



2nd Full Album「心海」9.27 Release

https://kamisai.lnk.to/2nd_alPR

神はサイコロを振らない Extra Live 2023 “Advance to「心海パラドックス」”
9月23日(土) 香川:festhalle
9月26日(火) 福岡:FUKUOKA BEAT STATION

Official SNS先行受付
受付期間:6/30(金)20:30~7/9(日)23:59
受付詳細:https://kamisai.jp/information/detail/index.php?id=497

神はサイコロを振らない Live Tour 2023「心海パラドックス」
10月28日(土) 大阪:オリックス劇場
11月4日(土) 北海道:札幌道新ホール
11月11日(土) 福岡:福岡市民会館 大ホール
11月18日(土) 宮城:仙台電力ホール
11月23日(木・祝) 岡山:岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場
11月25日(土) 新潟:新潟市音楽文化会館
12月1日(金) 愛知:日本特殊陶業市民会館フォレストホール
12月17日(日) 東京:東京国際フォーラム ホールA

各プレイガイドでの受付はこちらから
ローチケ:https://l-tike.com/kamisai

Photo = Mitsuru Nishimura

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