「君と僕の絆 feat.KIKI」について
―「君と僕の絆 feat.KIKI」はミュージックビデオが素晴らしいですね。あれはもらい泣きしそうになります。
豫風 他のミュージックビデオはちゃんとストーリーがあるじゃないですか。でもこれは瑠乃(豫風)たちが主人公だし、「瑠乃たちが歌ってます!」っていう感じが私は好きです。
―じゃあ、あの表情は素?
豫風 素ですね。
岸本 素すぎますね。
豫風 抱きついて「きゃー!」みたいな。
河西 いつもは歌詞の主人公に寄せるから、かっこいい表情やかわいい表情をミュージックビデオで見ていただいてると思うんですけど、この曲はもう素すぎて、「あ、 こういう一面もあるんだ」って新たに感じてもらえるようなものになってると思います。
岸本 この曲では誰かになりきっているわけではないので、過去のリアルな思い出を思い返したりしてます。歌詞を書いた卓偉さんは、元々去年の夏のライブ用につくってくださったのでどこまで想像されていたかはわからないんですけど、多分メンバー全員が自分の言葉として歌えてると思います。
―中島さんが書く曲はロックなイメージだったのでこれは意外でした。
岸本 樹々ちゃんはすごくロックに生きてきた女で、この曲は樹々ちゃんを送り出すようなバラードなんですけど、そこに卓偉さんの ロック魂のある声がコーラスとして乗ってるのも熱いなと思います。
―ビデオをみながらしみじみと「いいグループだな」って思いました。
河西 やったー!
―つばきファクトリーというグループのよさが溢れてるなって。小野さんの涙とか。
岸本 本当はけっこうみんな泣いてたんですよ。泣いた?
豫風 私はもう、「浅倉さーん!」って。
河西 私は泣きそうになったけど、ミュージックビデオだから堪えようと思って堪えたらみんな泣いてました(笑)。
岸本 そう、その中でもキレイに映ってたのが(小野)瑞歩の涙だったんです。
―あの涙があまりにもキレイで一瞬CGかと思いました。
岸本 いやー、もうリアルです。
―お気に入りの場面は?
岸本 みんなでパーティーをしてプロジェクターに写真を映し出すシーンがあるんですけど、あそこで流れているのは私たちが過去に撮った樹々ちゃんとのツーショットとか当日撮ったオフショットなんですよ。だから、この場面のために私もスマホに眠ってた写真を送ってます。 実際には数分ぐらいの映像でミュージックビデオで使われているのは一部だけなんですけど、私はあのシーンがお気に入りですね。
―「スキップ・スキップ・スキップ」は最初聴いたときはポップな印象だったんですけど、 もう一度聴くとアレンジがカッコいいことに気づいて。
岸本 うん、かっこいいですね。
―今回もタイプの違ういい曲が揃った強いシングルになりましたね。
岸本 今回は12人としてはラストの形になるので、みんなの得意分野も最大限に活かしつつこの3曲が出来上がったのはうれしく思います。