GENERATIONS中務裕太とShiori Murayamaが語る、ダンスパフォーマンスとエンタテインメントの探求

表現者としてのこれから

—話は戻りますが、これまで10年かけてアンダーグラウンドのものをメジャーで表現してきた場がGENERATIONSだと思うんですけど、その一方でダンスへの探究心も忘れていない。それが年に一度開催している「中務裕太のマルチダンス」だと思います。先日のライブでも、TikTok向けのダンスや社交ダンスなど、あらゆるスタイルの踊りを披露してましたよね。

中務:ストリートダンスだけでもいろいろなジャンルがありますし、それ以外でも社交ダンスとか、去年はサルサをやらせていただいたり、他にもサンバとかインドのダンスとか、いろんなスタイルのダンスがあるなかですべてに共通しているのって、見ている人が楽しくなることだと思うんです。それはどのダンスを習っても感じることで、楽しさを伝えられることがダンスの一番の良さだと思うんです。マルチダンスのライブは、ダンスを今も好きでいられている自分を再認識できて、もっともっと好きになりたいって思える場所なので、これからも大事にしていきたいですね。



—ダンスって音楽もそれぞれ違うから、いろんな音楽を知れるって意味でも刺激的ですよね。

中務:そうですね。音楽とダンスって絶対に切り離せないものなので。社交ダンスやサルサもそうなんですけど、自分が知らなかった世界を知れるので、それを活かしてメジャーで表現することは今の自分の楽しみでもあります。

—男女問わず、ダンサーになりたいと思う人は昔に比べて増えてきてるんですかね?

Murayama:Dリーグもそうですし、ダンサーが活躍している場面を目にする機会が多いですし、そういうものを通してダンスをやりたいと思う人も増えている気はします。性別関係なく、無限にスタイルがあるなかで好きなダンスを始めて、さらにそこから自分がやりたいものが見つかっていくと思うので。

—一方でプロの世界では競争が激しそうなイメージもあります。

Murayama:そうですね。女性だから男性だからっていうものはなく、コレオグラファーが求めたことをできるダンサーが活躍していくと思うので。女の子だからパワーがないとか、そういうのは全く関係ないですし、対応力とかメンタル面の気合いも含め、対応できるダンサーが活躍していくんだなって思います。もちろん、たまにはタイプキャストみたいな感じで、女性だけとか男性だけが求められることもあるんですけど、今はジェンダーレスな時代でいろんなダンサーが活躍しているので、競争はさらに激しくなってると思います。

—昨年、チャーリーXCXの来日ライブを観た時も正にジェンダーレスなダンサーたちがサポートしてました。

中務:ダンスって肌の色も関係ないですし、あらゆる垣根を超えてくれるツールの一つなんじゃないかなって感じますね。

—Murayamaさんは今年、またアメリカに行くんですか?

Murayama:今準備してる最中です。日本に帰ってきて3年近くが経つんですけど、向こうの友達には1年くらいで帰るねとか言っていたのが、コロナがあって予定通りには行かなくなってしまって。でも時間が経って日本の環境にも慣れてきて、今すごくいい状態でダンスの仕事ができていて恵まれた世界にいて。ただ、それに甘んじていたらダメだなと思って。世界で活躍するダンサーになりたいって夢があるから、今動かなかったらこの先も動けなくなってしまうと思ったので、去年の10月くらいから準備し始めました。今年中に戻りたいなと思っています。

—向こうにいる人とはやりとりしているんですか?

Murayama:そうですね。ビザの関係で頼みごとをしたり。あとはSNSがあるんで、友達がどんなダンスをしてるかとか、今のアメリカの状況、ダンスコミュニティの様子もわかりますし、それを通じてマメに連絡をとったりはしてますね。

—中務さんは今年、GENERATIONS10周年でアルバムがリリースされたり、大きな意味を持つ1年になりそうですよね。

中務:去年ぐらいから準備し始めてまだ発表できてないものもあるので、早く発表してファンの皆さんに喜んでいただきたいなって思います。アリーナツアーをやらせていただいたり、5大ドームでツアーもやらせていただいたり、GENERATIONSって売れてるじゃん!みたいに言われることもあるんですけど、メンバーの感覚ではもっと売れたいと思ってるので、今年なかったらもうないだろうぐらいの気持ちで、みんな覚悟決めてやってます。重要な1年になるんじゃないかなと思います。



—個人としてはどうですか?

中務:10周年っていう大きい軸があるので、個人の活動もグループに繋げやすいですし、自分がやりたいことも、今年からいろいろ挑戦していくつもりなのですごく楽しみですね。


中務裕太(Photo by Mitsuru Nishimura)

<INFORMATION>


『Ⅹ』
GENERATIONS
rhythm zone
3月8日発売

【初回生産限定盤/CD+DVD, CD+Blu-ray(TYPE-A)】
RZCD-77693/B ¥7,150(税込) ¥6,500(税抜)
RZCD-77694/B ¥7,150(税込) ¥6,500(税抜)
※フォトブック(100ページ)封入、BOX仕様

【通常盤/CD+DVD, CD+Blu-ray(TYPE-B)】
・RZCD-77695/B ¥4,950(税込) ¥4,500(税抜)
・RZCD-77696/B ¥4,950(税込) ¥4,500(税抜)

【通常盤/CD ONLY】
・RZCD-77697 ¥3,630(税込) ¥3,300(税抜)

 ■収録内容 ※全形態共通
1. ワンダーラスト (新曲)
2. PARTY7 〜GENEjaNIGHT〜
3. Unchained World
4. 新しい世界
5. 愛傷
6. Brand New You (新曲)
7. Fiction (新曲)
8. My Turn feat. JP THE WAVY
9. to U
10. TIME SLIP LOVE
11. PICTURE PERFECT (新曲)
12. NOW or NEVER (新曲)
13. チカラノカギリ
14. Ⅹ 〜未来への手紙〜 (新曲)

■DVD/Blu-ray収録内容
・Unchained World (Music Video)
・to U (Lyric Video)
・チカラノカギリ 〜レースversion〜 (Music Video)
・チカラノカギリ 〜実況version〜 (Music Video)
・新しい世界 (Promotion Video)
・愛傷 (Music Video)
・My Turn feat. JP THE WAVY (Music Video)
・ワンダーラスト (Music Video)
・NOW or NEVER (Music Video)
・ワンダーラスト / NOW or NEVER」Making Movie
※Music VideoについてはTYPE-A(初回生産限定盤)・TYPE-B(通常盤)4形態共通となります。
※Making Movieについては、TYPE-A(初回生産限定盤)はフルバージョンで、TYPE-B(通常盤)はショートバージョンで収録となります。

<販売リンク>
https://generations.lnk.to/TEN_CD

<ワンダーラスト 音源/MV>
Music Video:https://youtu.be/fTOeLaVNtSE
音源配信:https://GENERATIONS.lnk.to/TEN_DLSTR

 <LIVE情報>
GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 "THE BEST"
https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/19212/

今後のツアースケジュール
@長野 / 長野市オリンピック記念アリーナ エムウェーブ
3月25日(土) 開場15:00 / 開演16:30
3月26日(日) 開場14:30 / 開演16:00

@愛知 / 日本ガイシホール
4月15日(土) 開場15:00 / 開演16:00
4月16日(日) 開場14:00 / 開演15:00

@東京 / 有明アリーナ
4月22日(土) 開場14:30 / 開演16:00
4月23日(日) 開場13:30 / 開演15:00

@大阪 / 大阪城ホール
5月17日(水) 開場17:30 / 開演18:30
5月18日(木) 開場17:30 / 開演18:30

<チケット情報>
3月4日(土) 一般発売
https://e-ticketbook.com/gene23-best/2212-tb/

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