シンガーソングライター・ayakaが語る、日常の妄想から綴る独自の詞世界

ー今作の最後に収録されている楽曲「満月はもうこない」はどのような楽曲なのでしょう。

ayaka:もうこれは大失恋の曲。「月の後ろにでも隠れよう」っていう歌詞は、すごい好きだけどもう望みはない、それでもその人のことを追いかけたいっていう。月って、歩いていたり車に乗っていたりしたらついてくる感覚があるじゃないですか。月の後ろに隠れていたら、その人から見える月に隠れてその人についていけるんじゃないかと思って作った曲ですね。

ーこの曲を最後に持ってくることは最初から決まっていたんですか?

ayaka:いや、全曲が揃ってから曲順は決めました。レコーディングが終わった時に、これは最後の曲だって、私を含めてその場にいた全員がなったんですよね。私はこの曲はボーナストラックみたいな感覚があって。「どこで生まれても」でEPが明るく終わったと思ったら最後にまだあるんかい!みたいな(笑)。「満月はもうこない」はEPを締めくくる最高の曲になったと思います。

ー今回のEPでリスナーの方にayakaさんのどんな一面を知って欲しいですか?

ayaka:1曲1曲本当に違う楽曲になっているので、「私はこの曲のayakaが好き」ってものを見つけてもらえれば、そこから派生して今まで出した曲にも繋がってくるんじゃないかなって思いますね。レコーディングを重ねていく中で、昔の私の歌声は猫を被っているなって思えるくらい、自分で自分の声を理解していっている感覚があります。今回のEPは取り繕おうとしていないayakaを知ってもらえるEPになったんじゃないかなと思います。

ー最後にアーティスト・ayakaとしての今後の展望を教えてください。

ayaka:こういうことを聞かれた時に「売れたいです!」しか言ってないんですけど(笑)。でも私の中ではまだまだ曲を知ってもらえていない感覚が強いので、ayakaの色が出せたと思える今作のEPをきっかけにもっともっとリスナーを増やして、友達に会う感覚でライブに来てくれたらいいなってすごく思います。



<リリース情報>

ayaka『たぶん嘘の話』
リリース日:2022年11月30日(水)
品番:AAYK-0006
価格:¥2000円(税込)
=収録曲=
1. Know what I mean?
2. コーヒーリング
3. サンミー
4. バターナイフ
5. どこで生まれても
6. 満月はもうこない

配信リンク:https://linkcloud.mu/841529d8
ayaka official HP:https://aaayakaaahistory.wixsite.com/ayaka

Rolling Stone Japan編集部

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