カーリー・レイ・ジェプセンが語る「Call Me Maybe」10周年、最高にポジティブな現在地

ジャズへの興味、TikTok、「Call Me Maybe」10周年について

–オフの日や休憩時間は何をして過ごしていますか?

カーリー:最近はジャズにすごくハマってて、お気に入りのレコードなら一晩中でも聴いていられる。でも陽が傾いた後に、友達やそれ以上の存在とあれこれ語り合う時間は、私にとって本当に特別なの。あとは月に1曲弾けるようになるっていうのを課題にしてるんだけど、それもやりがいを感じてる。

–今取り組んでいる曲は?

カーリー:今は「Have Yourself a Merry Little Christmas」を覚えようとしてる。ハードルは高いけど、ホリデーシーズンに皆で集まった時に披露できるように頑張ってるところ。あとビリー・ホリデイの「You Go to My Head」も練習してる。




–ソーシャルメディアを使うのは好きですか?

私はTikTok界のお婆ちゃん(笑)自虐的な意味じゃないの、最近は面白味がわかってきたしね。私は楽しめることしかやりたくない。決まったタイミングで何かしらのコンテンツを投稿しないといけないとか、そういうのはストレスになるから。ソーシャルメディアは私にとって、本当の自分やクリエイティビティを表現するためのツールではないかな。キャプションを考えることに苦心し過ぎて曲が書けなくなったアーティストもいるって話を聞くけど、そんなの本末転倒よね。私はまだ、自分に適した使い方を見極めようとしてるところなの。

–2012年発表の「Call Me Maybe」であなたのファンになったという人は多いと思います。それから10年が経った今、あの曲には今でも思い入れがありますか?

カーリー:あるわ。本当に数えきれないほど歌ってきたから、すっかり嫌気が差していてもおかしくないのにね。あの曲があまりにも有名になって怖かった時もあったけど、そのプレッシャーからも解放されて、今じゃ心地いいノスタルジーに浸れるくらい。あの曲を歌うといつも客席から合唱が起こるんだけど、自分の曲を大勢の人が一緒に歌ってくれるあの光景に感動しない人はいないと思う。最近はみんながあの曲を目当てにショーに来てるって感じることもなくなって、それが自信にもなってるの。

From Rolling Stone US.






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Translated by Masaaki Yoshida

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