「共産主義者に抵抗せよ」トランプ敗北で極右武装勢力が不穏な動き

5月、米ニューハンプシャー州の反ロックダウン抗議運動に参加していたミリシアのメンバー(Photo by Michael Dwyer/AP)



反ファシスト・キャンペーン「MyMilitiaChallenge」

『Cultural Warlords: My Journey into the Dark Web of White Supremacy(原題)』の著書でジャーナリストのタリア・ラヴィーン氏はここ数カ月間My Militiaを監視しているが、選挙結果を受けてサイトの文言が過熱しているのを恐怖のまなざしで見つめている。「この数週間、いくつもの新たな動きがありました。大勢の人々が大挙しています」。これをうけて彼女はただちに#MyMilitiaChallengeという反ファシスト・キャンペーンを立ち上げた。ミームやくだらない投稿でサイトをあふれさせ、一時的にサイトをクラッシュさせようという試みだ(エリス氏はLetFreedomRingというハンドルネームで、Antifa主導によるDDOS一斉攻撃があったと投稿し、ユーザーに警告した。だがラヴィーン氏はそこまで手の込んだものではないとして、こうした分類に反論している)。

同サイトのドメイン登録会社GoDaddyと、サーバーをホストする有限会社Fluid Hostingにネガティブなイメージを与えることも#MyMilitiaChallengeのねらいだ。同サイトはかつてPayPalのアカウントで寄付を募集していたが、PayPalからアカウントを削除されて久しい。とはいえ、他の企業は見て見ぬふりを決め込んでいるとレヴィン所長は言う(Fluid Hostingの代表者は、ノーコメントの声明を発表した。GoDaddyの広報担当者は、同サイトのドメインが登録されていることは認めたが、サイトのコンテンツがGoDaddyのサーバー上にないため、「弊社としてはこれ以上、コンテンツに関して手を打つことはできません」と述べた)。

「推測で恐怖をかきたてることを唯一の目的とする状況下では、こうしたサイトは無害とは言えません。アメリカで今、市民間の緊張状態が高まっていることを考えればなおさらです」とラヴィーン氏は言う。「緊張状態が高まり、銃を手にした人が横行するような状況は飛び火する可能性があります」。たとえ大多数ではないにせよ、サイトのユーザーの多くがやっているのはLARP――実質的には、国内テロのシナリオを想定したシミュレーション――だとしても、「武装集団を組織しようという意図は隠せません」と彼女は語る。

from Rolling Stone US

Translated by Akiko Kato

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