オンライン上で活動するセックスワーカーの悩み

Photo by Robyn Beck/AFP/Getty Images



GFEを始めた理由
(インタビューは一部割愛、編集しています)

私は疑似恋人体験を専門にしています。それが何を意味するかは人によって様々ですが、私の場合はより親密に、感情やセックス前後の心の繋がり、その間のあらゆることを共有出来る体験だと捉えています。通常1泊コースの場合は、ゆっくり時間をかけます。暖炉のそばに座って、一緒にお酒を飲んで、ディナーを食べて、映画を見ます。前戯もたっぷり時間をかけます。普段のパーティーでは、すぐにセックスに直行します。

GFEに興味を持つ人は、少なくとも私の場合は、たいてい妻を亡くした方や童貞、年配の方々です。奥さんを亡くした後、真剣な恋愛関係は望んでいないものの、リアルな繋がりや何か深いものは欲しい、という方々です。

最初に新型コロナウイルスのことを耳にしたのは、2月に中国で騒がれていたときだったと思います。利用客には世界各地からの観光客も大勢いるので、心配になった従業員もいました。でも普段から十分予防対策をとっていましたから――漂白剤や、もちろん避妊具もたくさん使っています――そこまで心配ではありませんでした。3月18日にネバダ州が不要不急の仕事を休業させると、うちも店を閉めました。

店が休業した後、真っ先に頭に浮かんだのが、バーチャルデートをやってみたらどうだろう、ということでした。私自身もセラピストと(ビデオ通話を)しているし、私たちもセックスセラピストなんだから、自分たちの客とも出来るんじゃない?って思ったんです。それでこの2週間、SkypeやFaceTimeで始めました。おしゃべりしたり、料理したり、何気ない会話をするだけです。セックス方面のことを頼まれることもありましたが、断っています。その方がもっと稼げますが、それだとセクシーで性的に魅力的だけど、押しは強くない隣の家の女の子という、普段の仕事での役回りと同じになってしまうんです。そういう役回りを演じるのがうまい子はいっぱいいると思いますし、私の専売特許でもありません。あとは録画されるのが心配で、こういうものがインターネットに上がるのはあまりいい気がしませんし、動画を勝手に盗用することも出来てしまいます。娘のためにも、カメラの前で性的なことをしている姿は見られたくありません。話したり、法的な面もあるのだと教えることについては気にしていませんが、見られたくはありません。

Translated by Akiko Kato

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