パブリック・エネミー等、多くのアーティストがサンダース支持集会でライブ演奏

この支持集会に登場したパフォーマーはパブリック・エネミー・ラジオだけではなかった。チリ出身のヒップホップ・アーティスト、アナ・ティジュはスペイン語だけで歌う魅力的なステージを披露し、無料教育と反ファシズムを主張した。そして支持集会に参加したスピーカーは全員がサンダースの政治要綱の主要点、つまりヘルスケアの社会化、すべての州での大麻合法化、移民・関税執行局の奇襲の終了と移民制度改革の推進、企業レベルでの銃規制法の浸透、無料教育の促進に触れた。この集会の数時間前にサンノゼで行われたサンダースのイベントでは、カリフォルニアのインディロック・バンドのジョイス・マナーとジャック・ジョンソンがプレイした。またニール・ヤング、カーディB、アリアナ・グランデ、ボン・イヴェール、ブランディ・カーライル、ジャック・ホワイト、ザ・ストロークス、キラー・マイクなどがすでにサンダース支持を表明している。



女優のサラ・シルバーマンとディック・ヴァン・ダイクも登壇し、シルバーマンはトランプを「狂気に満ちた独裁者気取り」と呼び、サンダースの民主社会主義的考えを擁護した。ヴァン・ダイクはドワイト・アイゼンハワーに投票した1950年代を持ち出して、当時アイゼンハワーはアメリカの軍事産業の複合化が差し迫っていると警告したと述べた。そして、バーニーの年齢と大統領候補だった過去15年間を機知に富んだ言葉で説明した。



「個人的にバーニーは私好みのユダヤ人と言えます」とシルバーマン冗談を言って続けた。「自分の仲間のためだけでなく全ての人のために、もっと良い世の中になるように闘う東海岸の厄介なユダヤ人です。自分らしく生きている社会正義を追求する戦士で、自分の評価やアイロンのかかったスーツや、あとはそうね、髪型よりも、そっちを気にする人です」と。

サンダースの支持集会は、14州が予備選挙と党員集会を行なうスーパーチューズデイの2日前に行われた。ピート・ブティジェッジは日曜日にこの選挙戦から脱落し、選挙の行方はスーパーチューズデイの投票結果を待つことになる。

Translated by Miki Nakayama

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