赤頬思春期、思春期の酸いも甘いも駆け抜けたドラマチックな一夜

会場のアンコールに応えると、まずはバックバンドのセッションで会場を温めた後にメンバーが登場し「宇宙をあげる」を披露。R&Bのムーディな雰囲気に「星明かり キミの胸に注ぎ 天の川つくって どこへでも飛んで行くわ」と赤頬思春期の可愛らしい歌詞が心地良い雰囲気を作り上げ、会場皆が身体を揺らしてまどろみながら合唱しながらライブは大団円を迎えた。


アン・ジヨン(Photo by Yuji Miura )

日本だけでなく世界中で爆発的な人気を博しているK-POP。そのイメージと言えば、BTS(防弾少年団)やBLACKPINKなど、アイドルグループが歌って踊るダンスミュージックの印象が強いかもしれない。一方で、赤頬思春期のように自身で作詞作曲し、ポップスを歌う質の高いグループも人気が高まって日本にやってきている。これからの韓国からどんなアーティストが生まれるのか期待が高まる。それと同時に、赤頬思春期のコンセプトでもある思春期特有の甘酸っぱさを耳で感じ、自分も当時に回帰したような、少し切なくてどこか甘い気持ちになって帰路に着く。いつまでも余韻が残る素敵なライブであった。



<ライブ情報>

赤頬思春期
「赤頬思春期(BOL4) JAPAN LIVE TOUR 2020 ~LOVE~」

2020年1月18日(土)東京・豊洲PIT
=セットリスト=
1. Some
2. 最初から君と私
3. 好きだと言って
4. You(=I)
5. Freesia
6. LOVE
7. 私だけダメな恋
8. Stars Over Me
9. Workaholic
10. Fix Me
11. #FirstLove
12. 意地悪
13. Travel
14. Believer
15. Mermaid
16. Blue
17. 私の思春期へ

EN1. 宇宙をあげる

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