アメリカーナの今を象徴する実力派、ジェイソン・イズベルを知るための5枚

ジェイソン・イズベル(Courtesy of BSMF Records)



ジェイソン・イズベルを知るための5枚

1. Jason Isbell and The 400 Unit『Jason Isbell and The 400 Unit』(2009年)


ソロ転向後2作目、ザ・400・ユニットを従えては初の作品。ジェイソンの切々とした歌声で歌われるカントリー・ソウル・ワルツ「Sunstroke」のやるせなさが、たまらない。アップテンポ「Good」や「Soldiers Get Strange」がウォールフラワーズやトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズを彷彿とさせるのは、ギターや鍵盤の鳴り方もさることながら、ジェイソンのしゃがれ声のせいもあろうか。そうかと思えば「When My Baby’s Beside Me」のようなロックンロールもあり。洗練されないむき出しのバンド・サウンドがいい。

◎オススメ曲:Sunstroke, Cigarettes And Wine





2. Jason Isbell and The 400 Unit『Here We Rest』(2011年)


ジェイソン・イズベル&ザ・400・ユニットとしては2作目となるソロ3作目。前作に比べると格段に作品としてのまとまりが出てきた感あり。大不況に襲われたアラバマの故郷の町を思い、悪戦苦闘しながら南部で生きる庶民の姿を描いた歌詞も興味深い。フィドルの音色が印象的に配された「Codeine」の軽やかさ、ギターの繊細なアルペジオが映える「Daisy Mae」など、曲ごとの個性をつぶさに表現できている。冒頭を飾る「Alabama Pines」はアメリカーナ・ミュージック・アウォードでソング・オブ・ジ・イヤーを受賞。

◎オススメ曲:Alabama Pines、Save It For Sunday





3. Jason Isbell『Southeastern』(2013年)


ソロ名義でリリースした4作目。アコースティックを主体としたフォーキーなサウンドと、生々しくエモーショナルな歌声。美しく儚げなメロディにのせて語られる歌詞は、自身の過酷な体験を振り返り献身や贖罪をテーマに綴られているものが多い。なぜ歌うのか、その答えは聞かずともこれを聴けばわかるはず。キム・リッチーとのデュエット「Stockholm」もいいが、アマンダとの「Travelling Alone」も格別。かのブルース・スプリングスティーンも絶賛したという本作、アメリカーナ・ミュージック・アウォードでは3冠を獲得。

◎オススメ曲:Cover Me Up, Travelling Alone, Different Days



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