レオン・ファノラキスの咆哮「ヒップホップは価値観や考え方を更新していく音楽」

撮影場所は横浜市にある象の鼻パーク。 「SANTAWORLDVIEWと一緒に初めてフリースタイルした場所です」(Leon)(Photo by Kazuki Iwabuchi)

ヴァースを蹂躙する野性味のあるラップ。鼓膜を震わすベースライン。荒ぶる感情が炸裂するリリック。20歳のラッパー、Leon Fanourakis(レオン・ファノラキス)が抱える衝動の源流にあるのは子供の頃から気になっていたという「違和感」だ。

ーLeonさんのリリックに秘められた怒りってどこに向けられたものなんですか? 自分自身というよりは社会や世の中に対してのものが多い気がしたんですけど。

小学生の頃からみんなと同じがすごく嫌いで、ルールに従って生きる意味って何だろうって、すごく考えてたんですよね。でも普通の小学生はそんなこと考えないじゃないですか。学校の規則に従って生きることが当たり前というか。俺はその頃からヒップホップも聴いていたので、そういうことに違和感を感じたのかもしれません。普通に生きてるだけじゃつまらないみたいな。だから格好も1人だけモヒカンにしてみたりとか。



ー音楽はどういうきっかけで?

もともと親が音楽をやっていて、子供の頃から音楽部屋みたいなのを与えられてたんです。部屋の中にギターやベースやドラムがあって、そこで楽器に触れてました。小学生の時はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやリンキン・パークが好きで、タブ譜を見てギターを弾いたりしてたんですけど、あんまりピンとこなくて。中学生になってDJもやってみたんですけど、結局続かなくて。それでラップをやってみたという感じです。

ーヒップホップとの出会いは?

最初はカニエ・ウェスト、ジェイ・Zだったんですけど、どんなラップが自分は好きなんだろうって研究した結果、スクールボーイ・Qであり、エイサップ・ファーグのようなガツガツしたスタイルが好きなんだということに気づいて、その後にXXXテンタシオンが出てきて決定的になりましたね。めちゃめちゃ(テンタシオンの曲を)聴きまくって、どういう風にリズム取ってるのかを自分なりに研究したんです。で、韻を踏めば踏むほどリズムが軽快になることに気づいたり。



ー繰り返し聴いてマネして?

はい。あとはいろんな音楽を聴くことが一番刺激になります。周りにいるSANTAWORLDVIEWやYamieZimmerとか、仲間内でも刺激をたくさんもらえるので、お互い高め合ってる感じですね。やっぱり歳が近い人は意識していて、海外のアーティストでも同い年くらいの人が多いですし、そういうのを見て俺も頑張らないとって思ったりします。

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